豆乳
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マンモスの気分で闊歩する渋谷 でも誰にも気づかれぬ自由
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19歳(じゅうく)の姪キャンバストートで帰路急ぐ「自分名義の玉ねぎがあるの」
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口内炎なぞり昨夜のキムチ呪う あんなに救ってもらっていたのに
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お節介 口出し不要の試着室私はわたしにバズりたいだけ
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エアギター片手に向かう喫茶店 私は三丁目のあいみょん
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「雨女、フレンチトースト好きなのね…」 機嫌の直った娘に見入る
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今週を乗り切りまどろむ晩酌はアノマロカリスの鼻歌のごと
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梅雨晴れや「名もなき家事」に名をつける遊びを見つけて日が暮れてゆく
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どうしても好きになれないものがある ウワサ、かまちょとマイクロファイバー
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梅雨冷えや 肩こり頭痛 指示ミスも デフレも風呂で解決できる
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加齢とは恐れるものが減ってきて 歯科治療中に眠れることだ
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朴訥なチーズケーキは気づかない眉間のシワの深まり方を
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初夏なのに カーテン閉めてバーフバリ 無いポップコーン気にも留めずに
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あの子の愚痴 私にだけは言わないで良かったんじゃない?ささくれ剥がす
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お迎えは空振り夕立ち 信号赤 むしゃくしゃしたので練乳アイス
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黒歴史まるめてスタバのゴミ箱に 今年初めて空気が美味しい
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「【いかり】はね逆から読むと【りかい】だよ」世界平和に詳しい小四
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ボール追う子の靴下は穴まみれ「金魚すくいのポイの最後か!」
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五月晴れ 毛穴の奥まで染み込んだ ため息も神セトリが燃やす
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忖度に忖度をかさね忖度す sukima(隙間)を埋めてsumika(住処)になるまで
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ハナミズキ 式神のごと散りゆくの 明日の私の憂いも知らずに
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うれしさが ヘリウムガスで出来てたら 今びわ湖ぐらいなら翔んで渡れる
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ジャスミンティーごときで眠れぬ春の夜パーツが足りないピアスが二対
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自意識でむせかえるような教室で名画をわたり歩く午後二時
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禅問答こたえてくれぬメンフクロウ仕方ないからブルマン淹れる
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動いても節制しても痩せないし推しは負けるし物価高のせい
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ちかごろじゃ廻し忘れた洗濯機ぐらいしかわたしを呼んでくれない
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保育所はまだ阿鼻叫喚の花曇り 数年ぶりのヒールを磨く
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未読無視したあの日の私のことを パン粉をまぶして揚げてやりたい
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行間を読めない私を嘲笑う一番星の鋭さがほしい
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