あおきメモ
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59

たまに詠みます。
よろしくお願いします。

僕だけの全米泣いた真っ青な日だったなあまた明日へ忘れる
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線路だけつづいているよ毎日を歩いてだけどコンビニはどこ?
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「ねえ元気?」「めっちゃ元気」「噓!」スプーンで掬ってくれるようだ優しき
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まだ知らぬこと多過ぎて町行けど僕の心は君へ行けない
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「いぢらしい」言葉表にすればわが意地になるほどに恋するほどに
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最高のプレゼンをして最高は君だってこと差す夕茜
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湖畔より君が水面を見掛ければ瞳に映る鳥や飛び立つ
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行く先は見えぬひこうき雲なれど夢のしっぽは見ゆるごとしも
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デパートでわれを迷子で呼び出して欲しいひととき愛確かめたい
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『好き』だけが暮らしの外にありまして、暮らしの中の君に告げんと
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春の陽にもてあそばれて町ゆけばカーペンターズ口ずさみつつ
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わたしから好きって告げて始めたら枕を占領しちゃってます
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二人より一人がいいって言われればそうねと思うそんな二人です
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トラブルを無くす歌もてトラベルをわたしはポップアイコンになる
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梅雨入りてはげしく降る夜吾が家にて見つめゐるのは母のふみなり
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風車泣くぞ泣くぞとからかはれつひに涙が湧きて出で来ぬ
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自転車を漕ぐ春雨が顔を打つ恋に笑ってただ浴びる雨
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流されて思ひしわれは儚くてほんに見つけしわれの明るさ
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来し方をふり返るなら老いて恋ただエチケットのみ備はりつ
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傷をして献花に向かふひとときの桜は白き五弁とぞ思ふ
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手に負ひし怪我よ鈍重の血なりき美しきものへと近づきたくて
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ゆめセピア色の桜を見なさるな思ひ出までの道へ散りつつ
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桜咲くLINEでくれし友の絵の桜既読の春追ひかけよ
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山肌の深き濃き見れば朝焼のはやまぶしさに気付く空かも
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見ておればテレビドラマの背景の夕日差し込む映りまぶしく
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猫伸びてわたしも伸びる山茶花の散りて二月の日脚伸びゆく
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身の垢をすすぐ思ひや水清き川辺に咲きぬ菜の花の色
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鳴く鳥の聞こゆればわが顔向けて見ゆるはしかし白き梅なり
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梅の花体育座りの女の子卒業の先愛おしく見つ
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時代にはついてゆけずに梅の花昭和目線で見るを楽しも
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