Utakata
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山本山本
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ゴミ箱で溺れる空き缶と同じ 燃やされるまでの地獄にいます
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先輩の名字が変わらないうちに呑みたいのですが いつ空いてます?
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別れとは ボクの思想や心情が埃をかぶり 捨てらるること。
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かどっこの家が壊される風圧で空を舞った手配書のビラ
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なつかしい君との飲みも、さいきんはつかれるばっかでたのしくないの。
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終電の地下鉄でてりたま買った大学生が寝てる。いま、春。
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冬の、冷たい鼻先をこすりつけ合いながらするキスが優勝
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ねえ、僕の知らない君にはいつだって不幸であって欲しいんだよ?
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「じゃ、またね!」と笑顔で去った友の背に「… よし。」と溢した彼女の気持ち
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知っている。君が涙を拭いてから、いま、呼鈴をならしてること。
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生きていてよかったと思う夜が来たら ふっとふたりで消えませんか?
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「傘貸すよ。」じゃなくて「泊まっていったら?」に変わった 戻り梅雨の7月
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詠む事がなにひとつ無い毎日の方が幸せだったりしません?
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はち切れんばかりに膨らむ妄想で君と一緒に空を飛びたい
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元カレにもらったカメラを質に入れ、受け取る銭で旅に出かける。
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おいあんた、死んだんなら教えてくれよ。そっちでロックは流れているかい?
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君の髪や着ている服の袖丈にマスク越しでも四季を感じる
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高速へ曲がる荷台に飛び乗れば 僕はどこまで行けるのだろう
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「久々に泊まっていけば」と問いかけて 君がこたえたあとの静寂
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