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独り行く路傍に
去年
(
こぞ
)
の花と蝶 あくる年にぞ あはじと思ふ
12
夏祭り あなたと浴衣と かき氷 後ろの花火 ハートのかたち
10
痩せた手で白きサイコロを振る人の、眼にかかる翳 もうどこにも行けない
4
ビールフェス行きそびれたので なんちゃってカリーヴルスト
398円
(
サンキュッパ
)
也
9
ねこたちは 冷えたあいだに もうふさん 根が生えちゃった 日向ぼっこは?
10
この冬・春 りんごもいちごも安くなく お菓子作りまでまわらなかった
11
バルコニー デッキブラシで掃除して 中腰辛くも爽快感勝り
13
舞う蝶を 目で追いかける 猫の背は 時を静かに 流してくれる
22
初夏が来る手ぬぐい首に掛け始む
涼暑
(
りょうしょ
)
も共に
塩梅
(
あんばい
)
が良し
17
その気質 持って生まれたものなのか 何かがあってそうなったのか
17
去年から 来た初夏風に 混ざってる 懐かし君の
仄
(
ほの
)
かな匂い
10
夜の街流れる車列光る川何処に向かうか誰が待つのか
17
高砂の松もあはれと思へかし友に遅れて老ゆるこの身を
10
青空に 浮かぶ面影 追想す 結婚記念日 独りで迎へ
21
ビーナスの石膏みつつ古き時代の作り手思ふ
9
朝ぼらけ翠の山に霧の立つ通院のみち山くねり行く
17
ガンセンター鯉昇りくる励ましの 来年も逢う指切りをする
28
カチカチと 時計は進み いつまでも 変わらぬ自分が 撮られた写真と
10
「ただいま」と鸚鵡返しで抱き疲れ ままもいいかな三歳終わる
9
いい天気お出かけしよとキミは言う 大丈夫俺はどこにも行かない
7
好々爺 看護師さんの前でだけ 家族はむっつり 柏餅食む
33
母が住む古いアパート顔出せば まずは座れとミネラル麦茶
11
酒蔵の多めの試飲に舌笑ふ ほろ酔ふ初夏の緑の杉玉
28
トンネルの向こうに虹が待っていたもう古希にまだ五十年ある
5
床の間に一年ぶりの武者人形。飾る吾らの手の老いにけり
11
今日もまた朝介護から逃げたいも妻の笑顔にさあちゃんとしろ
14
ぼろぼろのぼろぼろの人生をただひたすら酒を飲む
5
「もういいよ」 思い巡らす 贅沢さ まだまだ先が きっとあるはず
13
誤嚥して 夢の中から 飛び起きる
微睡
(
まどろ
)
む今宵 スマホ片手に
8
たぶん寂しいんだと思う、サボテンの棘にほっぺをくっつけてみる
13
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