粉雪ねぇ 孤独を分け合い過ぎたのか いつまでも白い息だ 独りだ
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「やっぱりさ、ハンバーグだね」ファミレスで笑う彼女に薔薇をあげたい
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大好きな作品 酷評ばっかりで 世界は世界と仲良くしない
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「悪口を言われていたよ」と息子から 知らされ妻に優しくしてみた
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「あっ!」と言えば分かってくれて笑い合う 積み上げてきた夫婦ふたりの歴史
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「愛は勝つ」テレビに合わせて口ずさむ(×2)キミとは青春アオハルおなじ時代ころだし(同い年だし)
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あなたに飛び切りのファンタジーをあげる! 悲しくなったら雨が降るような
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散歩にはニットの帽子をかぶってく散髪せずに暫し過ごせる
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そんな目で見るなと叫びながら蹴るわたしの肉はあたたかいでしょう?
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老齢の夫はひねもすテレビ漬けシャワー・散髪タイパでパスと
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水は赤光をよく吸収する 何処かに昨日の痰あるだろか
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苦しみがすべて涙になるのなら、私はきっと幸せだった。
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いっぺんに二つの動作できぬなら笑って誤魔化すシナプソロジー
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キッチンの片付けをした。 皿 捨てた。 あとは眠るだけ。 右靴下と
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パンにぬるあんバターを買ったんだつぶあん抹茶あまおうこしあん
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あなたはバカじゃなくて、すこし不器用なだけのアリ
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友達だった あなたの原液の感性に触れる度 僕の自虐は加速する
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鼻に残る 煙草の匂いは 火葬の 祖父を送った あの日に似ていた
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受験鬱なくしてくれる君の鬱 吹き飛ばすのは私がいいな
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如月の 極寒の空 紅梅は 蕾も順に 咲く日を待てり
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にわか雪知らせるLINE君からで 会話終わって晴れる雪空
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すがしきは 乾きとがれる冬の気に研ぎ澄まされし寒月の光
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缶詰にしてやろうかと日々恨むことがナイトルーティンになる
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行こうかなどうしたもんか思案中 今年始まる大阪万博
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雪道を漕ぐよう帰るスーパーの鰆フライは揚げたばっかり
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今もなお千里の丘の中央に 独り遺さる太陽の塔
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泥濘の中にいるほどさりげない優しい言葉伝えてみたい
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茨木の少年時代は田の中で 異世界だった大阪万博
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君がいない左は日差しが強すぎて眩しすぎるよ、帰ってきてよ
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太陽の黄金の顔のあの塔が勃っていてこそ大阪万博
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