どこかのだれか
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砂浜と 群れた青色 眩しくて 陽炎越しの あなたの背中
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菜の花は しぼむ頃今日 雨が降り 花の気持ちを 汲み取ったひと
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はるとなり 梅や桜は 花開く 時は同じく 冬は霞んで
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飛び火する 言葉ナイフ投擲とうてき 簡単に 「悪気なかった」 逃げた世の中
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あかさたな はまやらわをん 五十音 基本が大事 どんなことにも
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シャーペンの カチッと音が 鳴り響く 静かな教室 テスト本番
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ふと目覚め 寝付きの悪い ラベンダー 香る部屋には 淡いオレンジ
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れったい 告っちゃいなよ」と 友達が 私が一番 思ってるのに
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いつからか 恋に変わった 仲の良さ 付かず離れず 距離を保って
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公園で 近くのともだち 呼び止めて 「まだ遊びたい」 ゆうやけこやけ
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朝ぼやけ だいだい色と あい色の 斜陽しゃようかかげる ひつじと雲海うんかい
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夏祭り あなたと浴衣と かき氷 後ろの花火 ハートのかたち
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カチカチと 時計は進み いつまでも 変わらぬ自分が 撮られた写真と
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溺れてく 自慢だらけの 海の中 今日も誰かの サーフィンの音
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世の中は 「差別、性別」 言うけれど それは綺麗な 言葉バラの棘かも
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柔らかな かりと天井そらの 白い色 一人も案外 悪くはないかも
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夕立に あなたの顔が 眩しくて 「よく見えないね」 微かな笑い
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夕立に 逆光のせいで よく見えない 逆によかったな 密かな思い
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「人はみな 美しいもの」と 人が言う 自画自賛とは はなはだしいと
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嗚呼ああ今日も 人は静かに 散っていく 春の桜見る 四月の終わり
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いつからか 絆無くした 人類は みなを削り 自ら儚く
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ふと思う 深夜二時半 「本当に あなたとわたし どこが違うの?」
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人は言ふ 狭い視界で 物見ものみべからず 雪に白鷺しらさぎ 蛇に草薙くさなぎ
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こんにちは 顔も名前も 知らないあなた 今日のあなたは 何をしてるの?
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「この世から 一つだけ消す」と 神様が 自然の進化 人ははかな
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水族館 密かに目立つ きらびやか 水槽の中 あなたはどなた?
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雪解けの 音も聞こえぬ とき色の 霞かかりし るの月かな
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