早逝の 音楽教師 おもいだす 表現めざすも 教師はふむき
9
もう僕は旅に戻るよありがとうまた出逢えるよ生きていればね
9
不器用を笑うあなたがいなくなり私は料理が上手になった
24
運命ねどの世界線選んでも貴方の隣に私はいない
7
会い飲みで、愚痴の吐き合い、慰め合い、みんな我慢をしていた、コロナ禍
4
「あと五ミリほしかった」愚痴母に言う「その設定で産んだのよ」 へえ
20
猫舌の 限度のHOTを 楽しむよ 朝のカフェオレ ほとんどミルク
5
真夜中に 母の寝息を また目視 あぁそこにいる ちゃんと生きてる
7
漂うは(w)のみならずダンディズムさいおんさんも坂田利夫も
10
雨音に、鳥の鳴く声重なって、静けさを裂く、今朝の我が庭
7
吐きすぎて、変な所に力が入り、 二日酔いより、痛む脇腹
2
夏の汗 曇天に咲く 教会 涼しげに響く パイプオルガン
5
摩擦しか うまない正しさに ヤられた 力不足の ワレを許して
15
娘の彼氏の言葉より、エコー写真で、うれしさ無限大♾の初孫と授かり婚報告👍😂
5
あのころのわたしが背後から迫りなにかを言うが聞きとれなくて
7
青燃ゆる 命短し 我々は 今この瞬間ときを 駆け抜けてゆく
5
君がさす薄紫を2階から 見えなくなるまで追った補習中
3
ベタ海を灼く朝焼けはギリシアの女神のように絵に嫉妬する
4
無敵にはならなくていいぐっすりと眠れるならばそれだけでいい
13
かみさまが 授けた心と体さえ 扱い切れずにもてあます夜
12
ひさびさに 母が隣で寝息立て これが実家の あるべき風景すがた
8
青年が セロを背負って 渡ってく 横断歩道に 影長く伸び
16
平熱でいてくれないか私には計り知れない君の熱量
10
自力では下げられなくて熱帯夜 三十七度の自主規制線
7
まだ止まぬ恋心にも終止符を 王子は何処に 早く助けて
3
もし君が泣いて夜道を歩くなら宝石色のクリームソーダを
10
僕はまだ世界全てが怖いけど 部屋から出るよ 歌があるから 
16
祭典の カーテンコール 夢は覚め 行進に紛れバックホーム
2
これほどの環境で子を育てられないから親になる資格なし
2
つ、らいとき 抱きつきたかった、君の肩 もはや腕すら、うしなったけど
3