待ちぼうけ 街ゆく人は楽しげにふたりにひとつ傘の花咲く
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責任をたまねぎに全部押しつけて台所でたまに泣いてる
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バッタかな? そう思ったら 緑の葉 そこまで田舎と ちがうかったよ
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翠色の花があったら教えてね、と病理学者は助手たちに笑む
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廊下から うわさのアイツがあらわれて あたしの中でさわぐキューピット
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世の中で 起きていること 知らぬ猫 ただひたすらに 主を癒やす
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人の世は 無常の風が 吹き渡り 初夏の草木が 愛おしく見え
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でも誰も見向きもしない谷底に打ち捨てられた無数のマリオ
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じかじかと 刺さる縫い目は  背伸びして あわぬ 身体に身についたもの
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蛙さん鳴き始めたよ雨来るよ我慢しないで泣いたらいいよ
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わたしのあの世は、いつも怒られ慣れしてるので、たまに怒られないときかもね。☺️
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うれし、かなし、ストレスも「utakata」トーク(投句で)で、心はスッキリ♬
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審判がAIになる時代には贔屓も抗議も乱闘もなし
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雨降りで やる気がでない 日曜日 昼寝しながら 歌考える
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touchID いまのいままで pushIDと かんちがいして おしまくってた /ホームボタン
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荷物待ち ゴロゴロ休憩 枕元 弟の贈ったカーネーションが
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あの時は痛かったねと思い出を懐かしみつつ手首と笑う
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鋼鉄の翼のせいでずいぶんと小さくなった気がする日本
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母と猫タヌ ラブラブ添い寝 羨まし 私もちま猫 抱きしめたいな
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ミニ天むす マヨをつけたら 邪道かな 焼きそばののこり もったいなくて
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日曜日、美味しい匂いに誘われて パン屋で爆買い、いただきまぁす!
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解散し 低投票率なら 自民勝つ とりま投票 政治に意志を ⁄ 爺草W
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ブローチに したい可愛さ チビゴーヤ 眺める時間 梅雨もまた良し
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行間に滴る想い掬い取り 呑み干すようにページを捲る
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空模様雲の厚さに比例して気分も変わる天気につられて
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梅雨空の 穏やかなりし 雨音が ほんのひととき 母娘を癒す
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いつだって微笑んでいるうしろから過去をひきずる音だけがする
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膝の上眠れる猫を放りかねてただひたすらにトイレ我慢す
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燃えつきて灰になるまで見まもりぬわかれし人の文を焼きつつ
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お気に入りマグカップだけ 先に洗う 白猫 うちの守り神なり
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