囁いた おやすみなさいと 母の声 ぐっすり眠れる そんな気がした
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祈りとは食事を食べて掃除してなんでもない日を続けることかも
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愛ゆえに 私はワタシを 否定する 他者からの 愛を知るまで
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大空へ 飛べないくせに 飛翔する あの頃の夢を 叶えるために
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自らの邪悪さに鈍感な人これを読んでるあなたもそうだよ
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きょうもまた新しい日を楽しみにしたいと思う深夜十二時
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日曜夜 ガラあきになった特急が次に停まるは 芦原温泉あわらおんせん
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満席の北陸線特急しらさぎ号 鯖江と福井で8割降りた
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敦賀過ぎ北陸トンネル疾走する 電波届かぬ地中を突き抜く
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京都から新快速で50分 降りるとそこは城下町「彦根」
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横浜の風を夢見て旅行せん 思えど今度も私は行けず
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秋が好き。結婚記念日「だった」日の遠いふたりの記憶の翳り
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会えないと思って涙を流すから 会うと悩みがすべて吹っ飛ぶ
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「さびしい」とつぶやくあなたの両目には涙が少し浮かんでいたり
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ねことじい ほっこり。見ては癒されて タマさんせんせ 長生きしてね
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新快速 徐々にまちから郊外へ ひた走りつつ 次は能登川
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行者らの玉随ひかる暁角を澆季の朝に凝然と聴く
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海なんてないよあなたの手の汗があなたに代わって揺れているだけ
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汗ばんだ手、足、こめかみ、首のうら 熱帯が私を見ている
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当たり前、本当は違うよ、誰かのおかげ、支え合う人の気持ちのありがたさ
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濃かったら アイスにしよう ハーブティー だいぶ長めに 蒸らしてみるの
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水シャワー 夏でも寒い 夜もあり ちょっと僻地で ちょっと涼しめ
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幸せがこっそり逃げて行かぬよに いつも心に太陽を持つ
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管理職、「どうする課長?」の毎日に、頼むから、鳴いてください!ホトトギス様!
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誕生日星座血液好きな曲 何でも聞いて彼のことなら
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髪を切る やったねバッチリ キマってる こんな事でも 小さな幸せ
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神に愛された なにそれ?皮肉なの? むしろ侮辱さむしろ侮辱さ
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蜜を吸う黒き揚羽の羽ばたきに 花びらひとつ水面みなもに落ちて
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憂鬱だ月曜日から雨模様 明日の準備レインブーツ出す
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ありがとう。 一緒に祝える誕生日 30分でも 家族になれる
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