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手すりにはオブジェと化した忘れ物 何も弾かず誰も守らず
6
ああ言えばよかった 蓮の花は咲き 葉には蛙が 少しく沈む
4
沸騰をさせちゃいけない 味噌汁と君への恋が熱くなってる
16
三歳の頃のわが子を抱き上げた 淡き
微睡
(
まどろみ
)
夢の手触り
17
我、刻限 待たずとしては 「田で蟇」 「甍に水」 「遅参しては蝉」
3
かけひきをしてみたいなんて思っても 結局できない ただ君が好き
11
目を閉じて深呼吸して沈んでは 離れられない重さを知るの
6
たそがれに消えぬ温もり抱きしめて 月に吠える恋の負け犬
10
この先は 一人の道に 思えども
侍
(
さぶら
)
ふ貴方に
候
(
さぶら
)
ふ我も
6
ざわざわと さんざめいている 葉の影が 濃くなるほどに 額が濡れる
7
1Kを引き裂く朝日が玄関のサンダルまで伸び別れを促す
8
お別れも 寂しくないよ 泣いたとて 言葉と「サヨナラ」する日はこない
6
情報で太った私は日に三度。情報として食べるラーメン
6
「ありがとう」 その言葉に いつも癒される 感謝を込めて あなたにも「ありがとう」
14
ごじゅうねんご 歴史家たのむ トランプの︵とファミリー︶ インサイダー取引 寄附着服 他国他社貢ぎ物 暗号コイン
8
迷子かと問えば同じことを聞かれる 僕ら揃って迷子みたい
5
目覚め前 窓に差し込む朝焼けに 日記の昨日 色褪せてゆく
12
撫
(
な
)
ぜる手を
手枕
(
たまくら
)
にして 寝転びぬ 愛猫の頭の
温
(
ぬく
)
き
哉
(
かな
)
25
涼風に 揺れる
長髪
(
ながかみ
)
の 君想う 嫋やかなまま 途方に暮れる
12
どこまでも行きたくなるようなこんな日に 机で仕事はしたくないよな
9
前髪を垂らし覆面マスクした女性見かけてギョッとしてみせ
12
フロリダ のエバーグレーズは ワニだらけ 不法移民の収容所つくる \戦時下の日系強制収容所は砂漠地
15
人を見て正義をかざす爺さんに
絡
(
から
)
まれ世間は敵に思えし
18
︻納涼︼かのちでは もうだれひとり しななくて みんなのこらず 彼岸にさった
16
母語だよね 父は乳が出ぬ体ゆえ 子供に言葉 教えるなよな
5
水しぶき 響く歓声 出づる虹 酷暑よ来いよ相手してやる
13
AIはね 褒めてくれたよ おれのこと 人間よりもAIが好きかな
11
「おじさん」と「おじいさん」との区別なし 英語圏ではそうらしいなあ
6
じょしこうや しょうがくきょうしや あいどるのマネジャーなんかは それなりの性癖\そーゆーひとが選ぶ職業
8
みずいらう︵古語または地域語 さわる︶ たおるつかわず うででふく あといれのあとだ。 うででみずあび
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