今日もスクランブルの中を通勤列車が倍速で走る警笛が歯茎から電波に乗って網に絡まる
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スーパーのミックスゼリーを食べながら るるぶをめくり旅程を悩む
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振り向いた君のほっぺを指で押し参りましたと言わせてみたい
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常はなし そらの広さも 人の世も 移ろい続く 時といふもの
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優しさがたりない今日を振り返るいつかあなたもいなくなるって
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コロナ禍で 久しぶりだよ 妻とクラブ 若き頃にか 戻れるかもね
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2ヶ月も 体おまえ無視した罰当たり スマン、も一度 共に励もう
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青い鳥離れていってもいつの日か きっとみんなどこかで逢えるよ
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毎日は頭が詰まっていくようだ低い雲が来る並んだ我らに
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食べれるよおかずなしでも 隠密にご飯の上に焼き肉のタレ
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友達に分けてもらったクワガタと勇んで帰る夏の少年
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通りすがり そんな予定はなき四十路 金魚すくいが まだまだ楽しく
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ねこ、おうちゃく かんづめたべて まんぷく寝 食後のひとくち 首だけ伸ばす
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切ないな いくら詠んでもこの気持ち 君に届く事はないから
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大空に飛行機雲が伸びていく りゅうごとく残る残像
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久しぶり真っ青な空広がった 同じ空色布団を干そう
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絶望はあるけど 落としたハンカチがたたまれてるから 世界はきれい
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雨浴びて歩く お空は晴れている びしょ濡れ眼鏡をふたりで笑う
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南風吹いて分厚い雲を開いてく その後の空はきっと青くない
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お迎えが早く訪れますように  祈り飲み干すラーメンの汁
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就活の帰りにペンで書きなぐる【急募】あの頃の夜空の匂い
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二年間ラインナップが変わらない自販機がある街に来た夏
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私の前で眠っているのにこんなにも冷たく離れている
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脳みそが何を求めているのかも分からないまコンビニに行く
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スパッとでなくてザックリそれでいい思いつつ砥ぐ刃こぼれの鎌
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ヨーイどん障子紙をひっぺがせ 子どもとやってみたかった
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半夏生 ボイルのタコを頼みしも イカを購入 酢味噌でたべよか
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立葵時期も終われば倒れかけ撮りたかったな元気なうちに
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久々の君とドライブ嬉しくて 着きたくないよ 一緒にいたい
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不甲斐ないダサい姿を見られたな こんなもんかよ 俺の生き様
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