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老いたるはなおも凛々しくあれぞかし 白寿の母の白コルセット
13
紛争のガザの地区では停戦と 始めるは大人幼児ら犠牲
7
駄菓子屋ののれんをくぐる子らの声夕暮れ迫る下町の空
12
風呂あがりコーヒー牛乳楽しみに我慢して浸かる百を数えるまで
12
路地裏にラジオの歌が流れゆく畳の香りちゃぶ台囲む
6
チャンバラと三角ベースで日が暮れて月光仮面みる日曜日の昭和の一コマ
4
石鹸がカタカタ鳴った神田川銭湯で女房を待たせた創業時の思い出
5
ネット無くゆったり流れる船時間 海を眺めて空を眺めて /デジタルデトックス
26
潮の香を運ぶ夜風の心地良き ふるさと目指し乗り込むフェリー /敦賀港から
27
文豪の用紙のマス目踏み越えて万年筆は縦につらつら
16
瀬戸内はさざ波たちてただ碧く いついつ見ても言葉さがせず
20
永遠という概念が欲しくって 文字だけ置いた君の掌
9
「行かないで」 腕にしがみつく愛猫 せめて職場に連れて行けたら
24
ご近所の 花を愛でつつ さあ帰ろ アサガオがまだ 咲いてるんだね>青紫色でした
19
石ころが宝石に見えるような目を持ったあなたの世界が気になる
10
昼散歩 暑さに上着脱ぎをれば せせらぐ川にアキアカネ飛び
26
飛行機の窓にくっつき外を見て 星光る空 煌めく地表
13
まりちゃんをナデナデしつつちびすけが見ていないかとあたり見回す/猫
18
駅ビルが屛風のごとくはだかりて 街並み見えぬ野暮な京都駅
18
ここにだけ何故か猫の毛吹きだまるどうなっている室内気象
16
サヨナラはエラーなれども美しく 勝者讃えん 敗者にはなお
14
ヤバそうで熊とモバイルバッテリー外歩かない持ち歩かない
14
思いつくごとに書き足す裏紙のメモ余白尽き行くべ買物
15
お馴染みのドラッグストアとコンビニでどの街も皆同じ顔になり
16
画面まえドジャース試合汗握る解説いらぬ耳障りなり
22
ココココン学校裏でキツツキの
出遇
(
であ
)
いは今も思う宝物
15
川キラリ 秋陽受けて 波キラリ 車内に届く 日差しも優し
13
「源氏」ってつく菓子みると 泣けてくる 絶対(宇治)行けるよ 涙を拭いて
13
気球ゆく重さを捨てて空となる我の煩悩を風が解かして
5
遥か空風のゆくまま彼方へと見下ろす街に君の窓光る
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