舞鶴に旧き友あり父母の介護務めて二十余年も
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こんな時猫が一匹居たならばその耳先に天気の話を
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目をつむる猫の顔はね笑い顔香箱つくりほっこりほこり
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ようやっと実家に帰る予定立ち 買い置き野菜をフル活用す
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ねこたちも うつになるとな 大変だ うちの猫たちはのんびりしてるが
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噂としコロナ感染聞こえ来て七度目ワクチン接種券着く
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観たい映画 あるときもある 1000円だ でも2時間がしんどい日もある
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薄曇り 水の冷たさ おもう朝 残暑こぼれる 夏の終わりに
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いさぶね てし舩津ふなつにながめては 秋黴雨あきついりにて夏は終はりぬ
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腕にある黒子を四つ指先で夜空を繋ぐようになぞって
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あと一歩もう少しだけ頑張ろう小首傾げて稲穂もみてる
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秋の空 「小さな木の実」 口ずさむ 喧騒を生きた 少女だった
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一年に三度の帰省の明ける日の我を送りて金魚は絶えぬ
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一六年育てし金魚は旅立ちぬ 我家を発つ日の夜のこと
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初孫夫婦、そろそろ式近づき、おなかのお子も元気かな?
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朝焼けきれい、始発🚃🈵冷房きつすぎ、寒すぎで風邪引きそう、🤧ハークション
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優しい、も やさしくない、もどちらもがつらいってことを知った恋です。
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クーラーの異音で目覚め夜明け前 次の昼間の眠さが重い
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グリコアでフライドチキン食べていた兄が変わってしまったのは何故
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青二才 まだ知りもしない 恋心 ソーダに浮かんで 溶けてなくなれ
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コンサータ 受け取る僕に 「お大事に」 別に治る病じゃないのに
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バラ売りの ハッピーターン 隠しては パチンコはしない オヤジのつく嘘
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鼻たらし 小僧が今や スターだと テレビの向こう 夢のまた夢
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ふるさとの一方言の 「あずましい」 微妙なニュアンス 訳すは難し
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離れない 吐瀉物まみれ この街も 君の記憶で 溢れて苦しい
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職場にて たまに出るらし 方言とイントネーション 可愛かわいと言う同僚とも
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嫌いだった 乗り換え駅の 飲み屋街のみやがい 貴方と過ごせば 花の街かも
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サンダルを履いた記憶がないままに 夏も終わりぬ 秋風や吹く
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憧れはともかく 住むのは無理だ 台風連打の離島を憂う
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どしゃ降りに あの頃を見て また一人 濡れて沈んで またまた一人
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