食に窮しすくなきこめびつのこめはかるなる兵站敗け戦の為に
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復讐を怖じるがゆゑ敵を誤つ満州の痕目をそむけたれば深手
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窓ガラス額を付けて雨の粒 数えて深くため息をつく
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世界とはいづこのひとびとトランプのジョーカー後ろ手にまはしつつ 
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肥やしかと思うかぐわしふくよかな一面白き蕎麦花の咲く
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ハーブ園のドイツ祭りはあるんだが でもロープウェイが めっっちゃ高い
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まだこころ整理できない ドイツまで行くことかなわぬ グリューワイン屋台・・
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クリスマスマーケットもう無いんだね 昨年以降中止と、悲しき
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登校班 おはよの声に 台風の 不安吹き飛ぶ 一年生
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薄紙を剥ぐよに喉は少しずつ マシになるなり トラネキサム酸
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2日目のあたためがてら朝カレー 味見と称してがっつり食べる
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買い物をしようと町へ出掛けたが財布は持たずスマホで決済
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漂う夏 残暑のだるい風に きみとの記憶 いまは残らず 蝉のこえしきり
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全てをぶっ壊して死んだつもりだったけど常に夏だけ握ってた
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風渡る真葛原まくずがはらに立つ鹿の怨み果てたる暁の声
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アスファルト叩く豪雨は無力なり人は各々職場へ向かう
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立ちわたる霧より昇る朝日山麓の闇に牡鹿鳴くなり
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まだ深夜?午前3時は早朝か、、、新聞配達バイクの音だ
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実名も、さん付けだって愛称も、私は呼ばない彼は「先生」
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眠れずに午前三時のパンケーキ夜食だろうか朝食だろうか
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勝った日は記事を延々と見てしまう その程度には野球が好きだ
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痒いカユイ 汗が消毒液ならと願う皮膚炎の夏休み
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敗北を自覚しながら予約した わたしのために髪を切ります
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「秋だよと」と吾亦紅告げツンツンと行き合いの空つついて伸びる
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石垣の 闇に 命は繋がれて リーンリーンと エコーする秋
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可憐なるコスモス畑の真ん中で 妖精のごとく同化する写真
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このなつは じゃぐちのさきの 浄水器 すぐに茶色に 築五十年
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同郷の 展示会にて 感動す 見事な絵画 春光映える
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同郷の 袂別れし 友人の ラインの文に 心洗わる
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後継の リーダーの声 高らかに 君の励まし 天を動かす
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