恋愛の世界にifはないけれど頭に広がるパラレルワールド
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目前の 輪っかに頭を通したら、なれるか天使、なれるか楽に
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目を凝らす オーケストラの 演奏会 拾いたいのは ただ君の音
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取っておくことと捨てずにいることは似ているようで実は違って
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粗品にて もらったジョイの逆さボトル なかなか便利 ちょい垂れるけど
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フミフミで 起こされる朝も良きものだ 母を起こして ねこは寝ている
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無料やし、いつでもかけていいんやろ? 初のスマホで はしゃぐばあば
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我が夫短歌うたは詠まぬが短歌うたを読む 私の短歌うたにも厳しい批評
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はて…衣替えはいつなの忘れそう行ったり来たりのうちに梅雨入り
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何ちゃらPay主婦の財布までスリム化し あやかりたいはこの体型ゼイニク
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傷の無い新しい眼鏡見え方が変わってスマホの設定を変え
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窓を開ける 何処かで誰かが コーヒーを淹れている 今日が始まる
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誕生日 結婚記念日 クリスマス はしゃぐは自分一人にも慣れ/5人家族
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静寂な ひなたの庭に カッコウが 今時いまときを告げ 草を引くわれ
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Googleで共感だけを探してる 「猫 かわいすぎ なぜ」検索
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夜も更け 音無しの雨に 町は濡れ 窓は人恋しく ぼうっとともりをり
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アイロンのプリントつかず縫いつけるプール開きが近づいており
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歌はのこり歌に私は刺激され歌いつづける歌友ともは去りても/永田和宏先生の本歌取り
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夏の花をいまだ冷たい風が撫でる もうじき雨がはなびらに降る
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同じ駅同じ時間に降車する我らを繋ぐ幽かな電車
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皆黙る朝のホームの空白く兎角寂しいからす一鳴き
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雨雲は帰れと人にいっている皆で帰ろう神のまにまに
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老い姉妹「次も合おう」と涙のハグ口約束のむなしい別れ
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窓伝い垂れる水滴目で追って風で飛んでく嗚呼さようなら
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朦朧と息苦しさに膝崩れ雨で立てない水溜り為り
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みんなも眠い始発、グースー💤で終点まで
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凪の海さざ波たてた別れぎわ 人それぞれと思いを残し
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木の下に食べかすありてヒヨドリが教えてくれたビワの食べごろ
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元日の恐怖が能登に蘇る震度5強はまだ5ヶ月か
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バンカラに憧れ夢の応援部3日でやめた僕は作詞家
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