険しい 山道を行き 絶景を 心に刻んで 帰って来いよ/ある歌人のプロフを見て詠める
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見た目だけ普通の人です違うのは特殊な脳にヘルプマーク
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梅雨明けが 遅れたとして 爽やかな あの夏空を みんな待ってる/ある歌人のプロフを見て詠める
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山椒の実ほどの嵩の錠剤のたった三粒で眠りに落ちる
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湧きあがる不安をノートに書き出して二行書いたら尽きる不安だ
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五月晴れもちろんだ 暫しお別れ待っているとも ひさかたの[枕詞] 梅雨明けを皆晴れわたる空を 待ち望んでゐる梅雨明けの空を/ある歌人のプロフを見て詠める
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平日の夜に洗濯を終わらせるこんなに偉い事があるかよ
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高校のころの頑張りで生きてきたその後の頑張りは特にない
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ロキソニン限界量を超えそうで、もしや!何事起こる前ぶれ
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呟きツイートとおんなじノリで詠んでいる。本質はただ独り言かな。
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牛乳のぬるい甘さにあこがれる仕事をしてまで生きたくないな
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ただ一人自分で自分を守る僕 金を稼いで何になるんだ
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その深く、真円まるく、輝く、赤灯を写した瞳 停まれずに、夏。
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真剣に気が狂うのが怖いです どなたか大丈夫だと言ってよ
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東雲しののめに月を見送る白無垢しろむくよ 星のしたたる百合の花弁はなびら
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「明日までね」綺麗なスーツと高い書類 じゃあお前はやったことあるの
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全天が晴れ上がるまで待てるならその高嶺からすべてがみえる
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最後だと わかっていたなら なおのこと もっと大事に 味わえ日常
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やな予感貴方はまたもやらかした? 明日で終る事もあり得る
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絶対に返さなくていい、おやすみと 貴方のライン突然届く
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詠いたい貴方の顔を想いだし 言葉探して眠りに落ちる
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チビ猫のシッポを踏んで平謝り(汗)さいわい「キャウン」の鳴き声こえはちいさく
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いち早く新刊本を予約する本は買わずに図書館と決め
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こわもてで白髪なびく老人が通学道路で振る旗やさし
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黒土に湯気立ち上る十勝野へ 歌人時田が歌の種撒く
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玄関に合羽さげたる家あかり くびりしひとかと 驚かれぬる
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画面撫で、モザイク越しの 君の顔。分かるんだよね、そのホクロでさ
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ひよっこのカメラマンだが絶賛す 沼にハマった2男きみ の写真に
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「薬ない?」調子悪いと聞いてくる 我が家は長男きみのおかかえ薬局
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水たまり よどむ灯の矮星に 雨の光子フォトンが われさきに逝く
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