Utakata
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恋す蝶
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お豆腐メンタル。
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空席に 残る温もり 感じては もう一年かと 寒さに
準
(
なぞら
)
へ
4
へばれども 笑って生かむ、決意しき 私の頭上の 月は晴れり
6
連休を 吹いて飛ばした 雨風は 知らん顔して 明日には去らむ
6
初デート 貴方が褒めた 耳元の 恋心はもう 片方だけ
6
にゃあにゃあと 閑静な街
木霊
(
こだま
)
する 野良猫は
啼
(
な
)
く 居場所探して
12
"安請け合い" 首振る鳩に 見下され 鳩フン処理に 首振ってみる
4
白光に
瞬
(
またた
)
く蝶は はらり舞ひ
何処
(
いずこ
)
へ向かふ 我に問い去り
4
明日には 忘れるであろう その声も 「ありがとう」なら 思い返せる
6
夕闇に 取り残されし 響きたち 月も羽虫も 今は一人法師
4
「今朝会った 犬みたいだね」 そう言うと 君は否定し 尻尾振りだす
8
悠悠と
宇宙
(
そら
)
を流るる 曇り空 泪零れて 仄か霞んで
6
夜
10
時 眠気覚ましの 通知音 『寝てた?』言われちゃ 寝てたと言えず
7
彼岸花 赤く染まつた 掌で 『こちらへおいで』 手招く招く
6
折角の 連休
融
(
と
)
けて 雨の所為 湿った部屋に 落ちてる私
8
飲みかけの
珈琲
(
コーヒー
)
のなか
信条
(
ポリシー
)
は 澄みつ濁りつ 未だ
苦
(
にが
)
く
6
トドメ刺す 冷笑系と フレネミー 嘲笑う声 狙いはあたし
5
相槌打ち 愚痴を聞いては 諭すきみ センセーの話は 聞かないのにね
5
蟋蟀
(
きりぎりす
)
地下駐輪の 隅に鳴く 出口も知らず 命果てるや
21
夕焼けの チャイム掠れて 空に消ゆ 一人空回り
明日
(
あす
)
も独り
5
喧騒と 湿る心と 聲の群れ 吹き抜ける風 羨ましいなと
3
遠くから 君眺むるに 火照る頬 片道の恋 戻れぬ儘に
11
春に似た
転寝
(
うたたね
)
拾い 夏思ふ 秋 遠ざかる 影なき冬かな
3
生きづらさ 持てぞ知りぬる 凡作の 平素な「生」の 有難みやら
9
辛
(
かろ
)
うじて 心紡ぐが 時間切れ 残機失ひ
彷徨
(
さまや
)
う如く
7
日常に 潜む絶景 見逃せず スマホ構える
純粋
(
ピュア
)
な習慣
10
冷たくて 思わせ振りな 暖かみ だから私は
冬
(
きみ
)
が嫌いだ
9
あと五分 心のままに 眠りたい 窓の向こうの 群青色と
10
人一倍 二倍三倍 生きてやる 報われなくても これが人生
7
真夜中は 孤独とふたり 夜明けまで 話し尽きれば 寂しさ消えり
9
されどチョコ 無二の存在 なりたくて 結局、多数の
中
(
うち
)
の一人で
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