恋す蝶
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お豆腐メンタル。

空席に 残る温もり 感じては もう一年かと 寒さに準(なぞら)へ
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へばれども 笑って生かむ、決意しき 私の頭上の 月は晴れり
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連休を 吹いて飛ばした 雨風は 知らん顔して 明日には去らむ  
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初デート 貴方が褒めた 耳元の 恋心はもう 片方だけ
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にゃあにゃあと 閑静な街 木霊(こだま)する 野良猫は啼(な)く 居場所探して
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"安請け合い" 首振る鳩に 見下され 鳩フン処理に 首振ってみる
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白光に 瞬(またた)く蝶は はらり舞ひ 何処(いずこ)へ向かふ 我に問い去り
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明日には 忘れるであろう その声も 「ありがとう」なら 思い返せる
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夕闇に 取り残されし 響きたち 月も羽虫も 今は一人法師  
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「今朝会った 犬みたいだね」 そう言うと 君は否定し 尻尾振りだす
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悠悠と 宇宙(そら)を流るる 曇り空 泪零れて 仄か霞んで
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夜10時 眠気覚ましの 通知音 『寝てた?』言われちゃ 寝てたと言えず
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彼岸花 赤く染まつた 掌で 『こちらへおいで』 手招く招く
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折角の 連休融(と)けて 雨の所為 湿った部屋に 落ちてる私
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飲みかけの 珈琲(コーヒー)のなか 信条(ポリシー)は 澄みつ濁りつ 未だ苦(にが)く  
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トドメ刺す 冷笑系と フレネミー 嘲笑う声 狙いはあたし
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相槌打ち 愚痴を聞いては 諭すきみ センセーの話は 聞かないのにね  
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蟋蟀(きりぎりす) 地下駐輪の 隅に鳴く 出口も知らず 命果てるや
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夕焼けの チャイム掠れて 空に消ゆ 一人空回り 明日(あす)も独り
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喧騒と 湿る心と 聲の群れ 吹き抜ける風 羨ましいなと
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遠くから 君眺むるに 火照る頬 片道の恋 戻れぬ儘に
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春に似た 転寝(うたたね)拾い 夏思ふ 秋 遠ざかる 影なき冬かな
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生きづらさ 持てぞ知りぬる 凡作の 平素な「生」の 有難みやら
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辛(かろ)うじて 心紡ぐが 時間切れ 残機失ひ 彷徨(さまや)う如く
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日常に 潜む絶景 見逃せず スマホ構える 純粋(ピュア)な習慣
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冷たくて 思わせ振りな 暖かみ だから私は 冬(きみ)が嫌いだ
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あと五分 心のままに 眠りたい 窓の向こうの 群青色と
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人一倍 二倍三倍 生きてやる 報われなくても これが人生
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真夜中は 孤独とふたり 夜明けまで 話し尽きれば 寂しさ消えり
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されどチョコ 無二の存在 なりたくて 結局、多数の 中(うち)の一人で
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