恋す蝶
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お豆腐メンタル。

燦燦と 部屋に差し込む 茜色 まるで君の 瞳みたいで
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我が恋は 儚く散れり 今夜だけ 涙止まらず 疲れ寝るまで
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近けれど 遠い背中に 恋をして 芽吹いた春や 散るぞ無かれと
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やんわりと 断ったのは 君だけど その優しさが 逆に痛くて
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信号が 青へと変わる 三秒前 心臓跳ねて 踏みとどまらむ
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「会えますか?」 書いては消して 迷えるは 放課後待つる 恋心なり
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掌中に 優しく握る 細(ささ)やかな 想いをひとつ 君に届けと
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音もない 不穏な朝は 仄(ほの)暗く 沈む心を ただ護(まも)るだけ
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強さ増す 向かい風さえ 耐えるれば 君に会わむも 難きは無かれ
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侘しさに 目を閉じ寝るも 憚(はばか)れり 纏わる闇に 怒りぶつけて
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夜(よ)が更(ふ)けて 君の既読が 付ひたなら 君へと続く 数多(あまた)の星道
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打ちかけた 「ごめんね」を消し 「ありがとう」 書き換えて知る これぞ本音と
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明日なぞ 知る術(すべ)も無し 意味も無し 迷える今は 今日の事だけ
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開けた窓 吹き込む風は 清らかに 荒(すさ)んだ心 突き放す
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息切らし 膝に手をつき 空仰ぐ 生きる意味をも 肯(うべな)う青よ
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土曜日は 朝から予定 ありながら 夜更かし癖に 金曜の夜(フライデーナイト)
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頼りない 空虚な夜は ただ一人 憂ひを忘れて 泡沫を詠む
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大丈夫 無理して笑う 瞳(め)の奥に 隠した本音 見過ごせなくて
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蒼を舞う 白龍ありて 正午の空 雲の隙間を 突き進みけり
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立て続く 学級閉鎖に 教室は 静寂の中 彼等(かれら)を待つ
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「女子だから」 スカート穿いた あの頃より ズボンの私が 一番「私」
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雀鳴く 眠い目こすり 「お早(はよ)う」と 小さな命 尊く思ひ
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夜明け前 欠け月宿る 群青の 空は気長に 朝を待つ
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「ありがとう」 君の笑顔が ずるいなと 思ってしまうの 照れ隠しかな
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吹く風に 靡く黒髪 掻き上げて 今日も寒いね 二人は帰路へと
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「好きです」と 君に伝えた あの日から 私は何か 変われただろうか
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朝焼けの 花緑青の 空見上げ 薫る椿の 温もり感ず
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君と目が 合った瞬間 もどかしく 視線は宙へ 漂いにけり
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風邪流行り 空席目立つ 教室に 明日は我が身か 憂いもぞする
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雨濡れる 私の頬を 伝うもの 汗か涙か 知る由もなし
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