感謝もせず管繋がれ怒鳴る父 毛糸の靴下頼まれもせず届ける母
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風はなく鏡のような凪の海 何も起きるな何も起きるな
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SMAPの曲と重なる 我が短歌うたも「世界に一首だけの短歌」と/世界に一つだけの花
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稲毛浜 光り輝く白波と青を切り裂くウィンドサーフィン
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ほかほかと湯気立つおにぎり母の味 なつかしいなあまた食べたいなぁ
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星落ちる絵本のような霜の咲くフロントガラス 朝の夜話
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交差点 歩行者信号あけを待つ気怠い憩い 夜のつなぎ手
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バス待ちの黒を基調にさまざまに佇む姿は雑誌の見開き
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通過します 憂鬱乗せる箱なのに朝日の影絵ただ美しい
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君の住む 区でも同じ日が昇る そうだよね?ほら こんなに赤い
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袋詰めのため息たちがベランダの避難戸を塞ぐ 飛ぶしかない
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エレベーター降りる人が先なこと知らないままに大人になる人
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きみが泣く 質量保存の法則がその涙をぼくに飲ませる
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日本というなにかを守りたいという母はベッドで寝ているという
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森友の文書開示の判決に非業の冥土に正義はためく
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帰省せし長女とのかたりとどまらず妻はその声半音上がりて
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きさらぎの美し星の凍てる夜も暦いつしか向春となり
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庭先の 寒さに耐へしフキノトウ 緩む雪下 そっと顔を出し 
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一時過ぎ 寝る前だけど なにかしら 食べたくなって 悩んで食べる
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波は問う もういいの?  波に言う もういいの。  あなたの海に 溶けて生きたい。  あなたの海に 混じり逝きたい。
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望まれて 迎えてもらって 意味なくて 帰らせて あの頃に帰らせて
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ねむすぎる おれわるくねえ へるぷみー げんきをかえして はやくかえして
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こんな真冬の夜食にされるとは思うまい、サーターアンダギーも。
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パソコンで初めて並ぶ歌を見て厳かな時感じつクリック
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母は風邪 父が娘にお弁当 桜でんぶで せめてかわいく
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これまでは永かったけどこの先は積読全部読めるのだろか
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不器用な 父の作ったお弁当 桜でんぶが幼子むすめへの愛
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銀世界 眩しい白で 包み込み ゴールを隠し 僕を誘う
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深夜二時 交差点には 道照らす 赤信号の モールス信号
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点滅で 夜道を照らす 信号機 瞬く星を 夢見て今日も
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