人生の2周目がもしできるなら 彼の心臓ハートになりたい徳を積む
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あなたがね そうぞうできない くらいにね わたしあなたが すきだったんだよ
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何も無いかのように振る舞うから ずっと続くと思ってた ばーか
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もう来ないとか聞いてない 固執するぐらいなら会いたくなかった
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生活の浅い部分を埋めるためフリーゲームをする夜がある
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音楽や職には貴賤など在らず聖歌にハモるバーニラッバニラ
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綿花と瓶詰め紅茶を売る店でなにも買わない見るをたのしむ
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カフェに似た家具屋がある自由ヶ丘 神社に似てる路地裏もある
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健やかなときでも病めるときでもね三十一文字で刻み生きてく
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生ごみを出す前夜には芋づるの如く連なるついでの仕事
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春雨に流されて降る桜花ごと 流されて降れ 私のこころ
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幸せな想い出こそが旅立ちの足枷となる 雲は流れて
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「おはよう」から先ず始め「好きだ」って言えるまで 俺頑張ってみる
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AIの無人爆撃人殺めゲーム感覚 これが進化か
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屋久杉も花粉を飛ばすのだらうかと春の景色を想像し震ふ
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パトカーに軒下を貸す 被害者はうちではないです、大丈夫です
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敵キャラも味方のキャラも仲良しで一緒にご飯食べる絵が好き
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コカ・コーラとハンバーガーを千円で会計したい嘴太鴉ハシブトガラス
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知りましたかなしみよりも悲しみを人間みたいなあなたのせいで
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桜雨 ぐずつき五日 寒戻り 彼岸過ぎても 温さ遠しき
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でたらめのフィルムでした(これでもかってぐらいきらきらしやがって!)・
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北朝鮮ミサイル打つカネあるのなら自国民にも良くしてあげなよ
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三年間我にウイルス寄せ付けぬ真白きマスクかべを今日も着けゆく
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夕飯を「うまい!うまい!」と食む君を「煉獄さんだ!」子が笑う小さな幸さち
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今年また桜の下に共に見し人の面影懐かしむかな
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春はただこの一時の名なりけり桜に浮かれ惑ふ夢の間
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洗顔の終はりし後の耳たぶに真珠の如く水滴さがる
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毎年のことだが桜が満開になると鵯がきて騒がしく鳴く
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誰もいない壁にボールを投げつけて一人傷つくそんな人生
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でも君は幸せだもんねいつだって 突き放したって何もないのに
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