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記念日に 親孝行にと 花束を くれたいろいろ 少しは返せた?
6
背後母 兄弟たちで ゲームする 皆こんなに 大きくなったよ
5
聳え立つ 頂上出づる 日の出背に 鷹の麓に ナスの煮浸し
9
帰り道 友と古着屋 来てみれば 安値だけが 目につく私
6
悲しさとは 笑顔があるから あるのです 世界が途方に 暮れてしまっても
7
おひざはね さいこうなのよ やわらかくて あったかくって ねこの
しふく
(
至福
)
よ
17
日々追われ中途半端な子育ても
姑
(
はは
)
の愛にて子等健やかに
28
やわらかに 愛するみたいに 軽やかに わたしの生を抱きしめたかった
5
初春のカラオケ始め誘われて「さもありなん」といそいそ出向く
18
「わたしのお母さんはおばあちゃんです」ちょっと恥ずかし次女の作文
27
今は無き仕事は「写植」子育て期 追い立てられし日々の懐かし
27
ドビュッシー 太宰治へ 凡人の 嫉で喚いて好意で泣いてる
5
江の島に春訪るる如 咲きぬ睦月の ウインターチューリップ
21
卓上を 彩る真紅の ポインセチア ひとひら葉落つ 感じる命
9
はりぼての足でこのまま駆けてってほんものを見たい ぜんぶぜんぶ見たい
8
風一つ若葉香ってランドセル掲げし子ども足取り軽く
9
美術館歩き疲れてくたくたよ明日は寝るぞ思う存分/大塚国際美術館
4
今晩は豚バラ肉と大根の 鍋で胃の腑をあたためて寝る
19
体幹がふらつくほどの強い風 されどこの風南から吹く
18
冬至より二十日ほど経た夕陽には 日増しに復す熱量がある
19
ねぇダーリン 私と生きてくれるなら この愛全部噛み砕いてよ
5
届きたり 大音量のメッセージ 溶けて消えるは 昏い月夜か
3
部屋の中 埃をかぶった写真立て 望んだことは 時を戻して
4
トンネルを抜ければ田畑白煙の故郷の香りの衣纏いつ
5
額付け欅の古老に身を託すただこうしているだけでいい
14
想い出に入れずにおこうカギかけて思い出したくないことはもう
16
美術館座るところは幾多あるけれども広すぎ座る余地なし/大塚国際美術館
3
「生きてたら儲けもんだよそれだけで」心配性の母が笑った
18
浮かんでは消える「入力中・・・」の文字 あなたの紡ぐ言葉が好きで
4
バスを待つ見知らぬ観光客三人出会う確率雀の涙
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