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お月見をするなら 明日の夜だろか ちいさな月見団子とススキ
21
子の手とり うさぎ見えるね 月を見て 今宵名月 秋のひととき
12
万葉に古今新古今と教われど いずれ響かぬ敗けた国の子
13
喉痛む 体がだるい 熱っぽい これは風邪だと 久し振りやんか
5
札幌の三歳の曾孫に電話する水族館の事を色々喋る
10
薄雲を淡き光で彩れる秋の朧な月も佳きかな
26
「生きていますか?」 リマインドにまた「了」を押す。 明日の私に宿題を出す。
7
月読の流るる雲に隠されて 姿見えずも闇を照らしぬ
23
指を揉み 乾きに時間を感じては 五本あったなと理解していく
9
たらちねのやわくぬくぬく母の手は なつ
東雲
(
しののめ
)
に
凍露
(
とうろ
)
のひかり
15
月明かり 釣瓶落としの六時半 野良猫は背を丸めて睨む
8
開け放つ家の窓すべて風を待ち来たと思えば通り過ぎていく
8
ペボ拾い剥がして潰して詰め込んで袋いっぱい大収穫
11
途切れそうな鼓動に耳をすませる涙よりはやく夜が零れる
7
どこででも買える冷凍食品を送料かけて吾子へと送る
40
今日もまた一度も開かなかった本 初めて電車に乗れてよかったね
10
憎しみが命の尊さしのぐこと乗り越える日を夕陽に祈る
8
我が国の舵取り担う宰相に女性で初の高市早苗氏
7
秋桜は思い出あまりに多すぎて あれもこれもは歌にできない
6
スマブラで子から雑言浴びた日の四十六歳秋に生まれて
9
あの雲の上には確かに満月が若くて逝った君の居る場所
11
プリンとは好みの違いの関ヶ原 濃厚トロトロさっぱり固め
15
酒を飲みだらしなく笑う友だちも家に帰れば父として居る
8
秋風
(
あきかぜ
)
が
詩
(
うた
)
を
詠
(
うた
)
えと
誘
(
さそ
)
う
夜
(
よ
)
の
空
(
そら
)
に
懸
(
か
)
かりし
小望月
(
こもちづき
)
かな
16
濡れそぼる交通安全の旗は未来を照らす寂しい光
7
何処にでもあるような英単語集私があなたを買ってあげよう
7
人工の星を見上げる人間が自然な涙を流してもいい
9
坂下る自転車の持つスピードがかつての私を置き去りにして
8
日がな寝て見上げる満月覆う雲 輝き
失
(
う
)
せても時は流れて
17
苦しみも私を作る一部分だからあなたに優しくできる
10
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