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君のこと忘れはしないし冷めてない でも隣では生きてゆけない
4
透明な空気を吸えば冷たさと冬の匂いに満たされる鼻/改
7
風呂上がり背中にクリーム塗りながら 岡野大嗣から目が離せない
9
日が徐々に伸びているかはどうでもいい朝昼晩と寒いんだから
8
中身のない話を続けて寝る前に反省会を開く毎日
3
透明な空気を吸えば冷たさと冬の匂いに満たされる肺
12
微積分マクローリンがかっこいい正直わかっていないんだけど
4
終わるとは 思わざりけり あの頃は 月の夜道で サルサ踊りて
27
駅前に想像上の唐揚げ屋 想像だけで嬉しくなっちゃう
6
ビートルズ一番好きな曲ですか?そうねえうんとグッドナイトよ
9
脳味噌にグレープ味のキャンディーが詰まったみたいな一日でした
9
ストレッチしている間に ねこ母の まくら奪うが チビ猫・るーてぃん
18
君と居る意味はどこかと問いを解く 『そんなところに答えはないよ』
6
もういいと人生はそう返せない神が返せとおっしゃるまでは
14
喜寿の吾を「若くていいね」と米寿の姉が そうは言っても歳のみのこと
24
無であって肩身狭い身であるをふと有り難く思い電車発車す
9
生と死は生と死として生と死のどちらに心引き締まるのか
9
ラーメンを続けて二日食った後 煮物の味が分からず焦る
9
白色のスケッチブックを汚せずに 加筆できない過去を生きてる
7
密やかに文化なるもの永訣し滑稽な世に澄まして混じる
12
稼動する他人の生をあまた観る老い始めても止まぬ業あり
13
人
好
(
す
)
けば どこか心が ざわつけど
杞憂
(
きゆう
)
に過ぎぬ 幸せとなれ
9
寒けれど 寒さの中に 風情あり ため息一つ
気霜
(
きじも
)
に変わる
14
芳
(
かんば
)
しく 色鮮やかな 草餅を
拵
(
こしら
)
え送る
九十の祖母
15
家族でのイベントなりし餃子包み 今はひとりで老い二人分
27
雨と恋 ふるかふられるか それだけの違いなのにさ、なんで涙が
9
終業後「ほしい
一首
(
ピース
)
」と格闘す外は強風シナプス燃やし
16
題∶「納期の返事」 進捗を 問われるたびに 揺れ動く まばたき語る 不吉な兆し
14
雀二羽 ぷっくり膨らみ 植え込みに 天敵のない 青空の
下
(
もと
)
40
記念日に 親孝行にと 花束を くれたいろいろ 少しは返せた?
6
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