盲目の恋を濁したこの夜は誰も見てない私を見つめて
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昨日食べたホットケーキの美味しさがきっと今ならわかるのになぁ
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機種変の反動で消えるトーク履歴思い出せなくなりそうな日々
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没入感 ゲームの世界のリア充は現実の非リアより強いのか
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何も塗らなくても荒れないその背中 「かゆっ」と言われて緊張走る
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痒いから削るように掻く 削られたいわけじゃないので 苦しいんスわ
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インスタントコーヒー色のお湯を飲む 日常的に致死量だった
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カフェインの過剰摂取はやむを得ない 幾重もの中毒と踊ろう
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私から異臭 負けないで ボディソープ ちゃっちい香りの敏感肌用
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創作の泉じゃないのよ傷口は カサブタ剝がすのたのしいけどさ
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生活を 見直してます 舐めんなよ 人生 自力で立て直してやる
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墓場まで持ってく秘密教えたから私と一緒の墓に入ろうね
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猛烈に お腹がすいて 思い知る 制御できない 人の仕組みよ
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動くも 静かに佇む 言の葉も 心を映す 鏡となりて
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図書館の 本のページに 挟まるは プロセスチーズの 台紙のしおり
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雨音に 起こされ我を 再起動 今夜はそうだ シチューにしよう
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コツコツと Amazonポイント貯めてたの このアルバムを買うためだった
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アルバム💿を 買っちまったよ ラス1だ しゃあない次のライブは行くか!(グッズはペンライトだけでもいい!)
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同棲の夢のひろがる空間にまどろんでいるパスタと僕も
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カチャカチャと 歩く爪音 懐かしく 静かに寝入る 足先に触れ
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そのへんを歩くおっさんの鼻歌が なんかおれに幸せくれて
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晴天に世界記録級の跳躍見せてブーケ勝ち取る時代
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ゆで卵に チーちく・ポテチ(みんな余り物)でお昼ご飯 ああもういっそ 飲みたいかもね
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九十三家族を思い雪かきし母最期まで母の役割
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幻想は踊る蜃気楼 掴めない泡沫の夢と知りながら笑う
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擬態した淋しさリトマス紙に浸り空の青さを知る旅に出る
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さよならの和音で満ちる教室に飛び込む蝶の青い鱗粉
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もらうのか自分で用意するのかも分からずぼくだけ風船がない
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さよなら、と投げ捨てられたネックレスを集めるニホンツキノワグマ
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愛犬の 老いて変わりし 様なれど 胸底に湧く その愛しさよ
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