目に沁みる風冷たさ左手のスタバのコーヒー風の温度に
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はじめての東横イン一人の夜にメルセンヌ素数について延々と調べおり
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荒れた家 汚れていても 家だった 親の介入 止められなくて
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燃え落ちる HOPEの煙が苦い皮肉 小さな箱から 引き抜かれてく
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「おまんこ」とだけ書かれしポストに初いいねつけてく夜のまにまに
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現実は 漫画のように いかないな 吹き出しの中 読めたらいいのに
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カルディで余分な物まで買ったかも😓 海藻スープのお徳用は要るマスト
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春の陽気に妻とならびてリュック背負ひ散歩がてらの買ひ出し楽し
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「頑張れ」の歌詞に勝手に傷ついて挫けたままで明日を迎える
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幸せは強すぎなくていいからね 今日終えたいと思わぬように
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夢絶たれ 土付き散った 千秋楽 賜杯抱く君 待つぞ高安
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壁といふものに囲まれあやしくも庇護されてある人のこころは
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あのひとのくちびるはいつも切れたままだからわたしの口も血まみれ
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みつけてもみつけても星にはすでにすてきなおなまえがつけられている
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ねえ、ぼくとこれからいっしょに堕ちてみない悪魔がささやく甘い罠Death
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綱取りを急ぎ過ぎるな大の里 腰を落としてすり足でゆこ
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柔肌の君を育てと閉じ込めて ローストチキン恋に焦がれる
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お出掛けは夏日手前の昼下がり 鳥の囀り日傘越しに聴く
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またひとつ年を重ねた春の午後 霞の向こうの明日を見つめる
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見附から歩き始めて見附まで汗ばむ陽気東海道の宿
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「まるちゃん」の「やまだ」のキャラが 大好きで 彼の身持ちを 我も見習ふ
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あたたけし 彼岸の春を迎ふれば 花も仕度をせまほしやうなり
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悲しんで 悲しんだ先に見えたのは ただの三角 はたまた四角?
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思い出を踏みにじりたくてできるだけドラマチックな別れを演じた
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どこだった 目が泳ぐ先 鯉を見て ただ見てるだけ あわぬ泳ぐ目
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元カレとその恋人と妹と今の彼氏が相席してる
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鯉のぼりは空を泳ぐ 鯉は川の中を泳ぐ さて恋は
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錦鯉 私から見れば 泳ぐのは なんともまぁ、 食いしん坊で
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犬たちの 挑発に乗り 時潰し 無駄な話に 弄するなかれ
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悲しみを ぐっと堪えて また一歩 前に進めば 港は近し
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