麦茶だけ いくら飲んでも 怒られず 沸かす手間だけ 面倒くさい
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警報も 海なし県は 蚊帳の外 海水浴は 遠き思ひ出
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扇風機 真摯に向かい 尋ねれば 涼しい答え 返してくれる
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灼熱の 午後に迫るは 通院で 第一関門 熱中症か
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家にいて こもれる幸せ ありがたや 居場所があって 傍らに猫
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焼きそばは買わないよ 私の右手はあけておくね せっかくの浴衣だし
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舟を編む 見たあと辞書を 引いてみる 書くことさらに 愛おしくなり
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平日の昼住宅地散策すTシャツサンダル不審者気分
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気がねなくシャワーを浴びる口実に散歩へ赴く炎天下の昼
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「津波」から「津波」と替わる伝え手の疲労が浮かぶ三十分ごと/ずっと昨日のラジオ
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黒歴史 思い出しては 叫びたく なる衝動を 電車で抑え
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愛憐の種も蒔かない朽野くだらのでこの歌向けてと玉響たまゆら揺れる
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沿岸のよるをおもへば内陸に蝉声ひびく夜明けとともに
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水羊羹 ひとくちサイズですかしら? しんどいときなら 欲するままに(ただ、所謂おやつの時間、10時とか15時とかがいいかも?あったか〜いお茶淹れて、ホッと一息🍵)
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AIに肯定されて吐き出した愛に意味などあるのだろうか
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意外にも人生初の朝茶漬けぼんやりすする新鮮な味
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きょうまでの ごほうびみたいな さやかぜに はやめに腰あげ ははのめいにち \はかまいり
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ストロベリームーンに興味はないけれどこんな時間に一緒にいれる
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君という恋が呼ぶから力業ちからわざ愚かをげてしたたかなほど
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朝窓を開けて今日は涼しいか思った五時半明け方の夢
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多忙ゆえ 会うことも ままならぬ夏 友の電話の 励みなる声
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雨上がり 蝉時雨にも 穏やかな 想いを感じる 涼しげな朝
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「遅くてもいい」のLINEを見ず帰りしずかにゆつくり納豆まぜる
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月末の締めはまう済み隣家の百日紅ゆれ家路あかるく
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向日葵のしゃんとした背すじ見て 我もと思う 夏の日の朝
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辛い時代ときを共に歩みし妹にとりどりの花十三回忌
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静かなる執事のやうな盲導犬 電車の中で身じろぎもせず
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薄曇りすず風冷ます火照り肌 日傘いらずの久々の朝
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雨の朝 優しい空気 ほほゆるむ 街路樹達も 緑鮮やか
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それぞれが試練抱えて過ごす夜を慮りおもんぱかて安けきと祈る
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