夏雲
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一日一歌を目標に。
夜よりも朝が好きです。

一日の 終わりにモップ かけねばと ついつい時を 先延ばしけり
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朝なれば 肌寒くなり 昼なれば 汗かく初夏に 気怠き青空
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空き地では 蜻蛉の群れが 飛び交いし いずこ何処へ向かう どうにかなるさ
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草刈りの 機械の音が 木霊する 澄んだ秋空 線路に沿って
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オニヤンマ 通り過ぎた 気がした 記憶が霞む ほど懐かしい
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目に前に 止まりしトンボに 手を伸ばす 鈍き動きに ふと手を止める
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池の鯉 眺めしわれも 手を広げ ゆらゆら揺れて みたくなりけり
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たくましく 根を張り咲くは コスモスや 秋晴れの朝 世は忙しなく
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木曜日 朝の公園 われひとり コーヒー片手に 虫の音囁く
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ナイターの 始まる頃に 夕飯の 支度準備 秋の夕暮れ
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散歩道 露草という 名を知りて 初めて挨拶 交わすがごとく
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ススキ摘み ふくろう梟にして 飾ってた いつか父が 作ってくれた
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ひんやりと 秋の空気が 身に染みる 食パン買いに 坂を登って
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不機嫌な こころ心臓を友と 思ひたい 誰よりも長い 付き合いだよね
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はぐれぐも浮浪雲  窓を横切る その先へ  私も一緒に 連れて行っておくれ 
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久方の 連絡事項 鬱々と 曇る心に 耳傾ける
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