言の葉に 出でぬ想ひの深ければ 袖に隠して 淡く執どむる
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合格と 言われることは 何歳に なってもずっと 嬉しい言葉
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じっとりと 肌に纏わる ジメジメが 私の心 蝕んでゆく
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段々と 頻度が下がる やり取りに 予感がするの 恋の終わり
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価値を全部無くして 猫を膝に乗せて笑っている 現在
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雨降るか足を急いで帰ってもそういう時はだいたい降らない
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「のぶ」の髪いつぞや聞きし「行方不明」教えてくれし師はもういない/あんぱん
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北窓を開けてミシンに向かう午後もしや冷たき風など来ぬか
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パンパンと 乾いた音の 桃尻の 蜜たたえたる 愛は溢るる
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こんな日にわたしより空が泣くなんて 寄り添ってくれと頼んでないのに
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踏み出せば 遠くゆらめく わずかな 信じるように 背を押すように
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言い訳を探した 梅雨前線の行方不明は予測できずに
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室内灯眩さにくらむまぶた裏 ぼやける視界にあなたがいたら
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ふくらんで ぱつんぱつんに はりつめて さぁはじめよう そのいとなみを
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日常は 回転しゆく ルーレット 一か八かは 神のみぞ知る
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なんだって AIでできる この時代 君の手を握る これは愛だよ。
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賢くて誰が育てていたのだろ吾の犬シェルティ英国知りたし
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こんなのは正しくないと殺されたあなたの心はどこへ行くのか
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日常は回転すリボルバーのごとくぶち抜かれても文句は言えまい
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ポッチリと モッコリやめよ オッサンの 夏の身なり マジきついから
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ダイソーで 猫柄食器 見つけては 重さに躊躇 でも一目惚れ
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説教をしてみたいのだ一度でもふんぞりかえって「人生ってのは」
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迫りくるいまの生活の解が✕のマークでかえってくる日が
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泣き方を忘れたままで生きている夏もだれかのただひとつの夏
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七五調 交通安全 標語とか 最近見ない… ナンか寂しい
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通り雨なのかな夕立だったかな何にしたって相合傘は
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汗光る子どもの額をそっと拭く タオルの下の太陽の笑み
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猫を一文字に抱く幹のような腕 少なくともこの部屋は幸福
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「女子アナ」は サブリミナルな コトバやで。 女子でアナやで まぁコワイわナ
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いたるところに実、花、枝、魚、卵 立ち尽くす脆弱なヒト、我
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