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二人夜の酒宴の終えて帰し兄の旅路の無事を願う朝かな
22
過信せず 予断許さず 生きるすべ 守り破りて
愛
(
いと
)
し人間
19
花蘇芳その名を宿す彼の衣 豊けき生ぞ育む紫
4
ネームバンドようやく外され こころ
急
(
せ
)
く 懐かし我が家 君待つ我が家へ /退院!
30
降り
頻
(
しき
)
る雨に打たれし
桜花
(
さくらばな
)
色落ちもせず散りもせぬかな
9
無垢な笑み失う怖さ憂ふ世を 悟られぬよう笑みを保てり
12
要人の 警護さながら 家族らし
4
人に護られ 馬思わせ犬
8
我が家から 歩いていける 唯一の ご飯屋さんの 閉店を知る
9
乗馬テク
宛
(
さなが
)
ら 犬に
跨
(
また
)
がりて 部屋中を駆け回りぬ赤児/動画
27
「天才」と気軽に言ってくれるなよ努力してるし見せないだけで
22
利かん気で危機一発の子を抱き締めて母はせめずにカモミールティ / イースター、ピーターラビット
28
捨てられぬ 勿体なくて 捨てられぬ 肝腎なもの 何故か消えてる
15
窓叩く 雨も上がりて 穏やかな 鳥の声聞き 掃除片付け
14
そのときに またその時に 味があり 寝かせた酒の 奥深きこと
17
寛解の揺れる想いは溶けぬまま医師は忙しく
二分
(
にふん
)
の診察
44
日曜の君が残した檸檬の香 枕を抱きてそっと目を閉じ
25
カーテンの隙間に光るきみの笑み 決してこの子を戦に送らじ
14
腰痛の 七十路過ぎしこの身体 騙しだましも大根を撒く
30
あの頃と全部違ったパスタでもトマトがすごくジューシーでいいね
4
折れかけた心をビールで流し込む 黒というより青に似た夜
14
鼻歌で 曲を検索 する前に 咳払いして 上手くいかない
4
生まれたての萌黄が笑って風が吹く わたしは曇を深く吸いこむ
12
桜舞う ふたりっきりの東屋で河童がいそうな池を見つめる
7
駅前の コンビニ寄って 何もなく 家の近くの コンビニに寄る
4
何がいい? 凹んだキミに 自販機で 買ったジュースも 凹んでて笑う
5
マンションが建つかと思えば自転車店マジかよ神様オレの為かよ
24
ガッツリと 食べたい気持ち あるはずも あっさり系を 身体が望む
7
風呂の湯をまじまじ見つめ降りてみてバチャバチャ這い出す
濡れ猫
(
亡き猫
)
逃げて
16
真っ黒な 人の
瞳
(
め
)
避ける その闇に 一飲みされる ことを恐れて
5
生け花のデモで舞台にサクラ咲く 片付けはあっという間に終わる
10
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