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この雪は私のために降るのだと 私を隠す雪なのだと言う
10
重雪よ今は兎に角降りたまへ 二人の時間をまだ留めたまへ
9
そうだ今、振り返るなよセブンティーン 知らないままでも、それでもいいんだ
12
豪雪を思えば心苦しくも 風花舞えばふふとときめき /雪の積もらぬ街で
27
笑い声あかるいナイフとなって降り僕の輪郭削りとってく
31
優しさを 持ち合わせたる 君の目に 映る未来を 共に生きたし
36
ソリをした斜面は枯れ草見えていてベージュと白でお菓子のようで
28
鼻かんで ぼっこと鳴った 左耳 なんか聞こえが よくなったかな
4
冬越せぬ 花の
骸
(
むくろ
)
を 土に埋め 来春にまた 逢はむと願う
34
「計画はたくさんあるの」と声聞こえガン病棟の談話室にて
14
にゃあと鳴き
偶
(
たま
)
に現れ すっと消え 気ままに見えて 思慮深き君
24
可惜夜
(
あたらよ
)
は
可惜夜
(
あたらよ
)
故に 早く
明
(
あ
)
け 初恋故に 破れて
可咲
(
おか
)
し
14
プラマイがゼロになるよう神様が 与えてくれた私の余生
44
風避けに あなたのうしろ 歩いてく 52年分の ありがとうを呟いて
19
行き違うあの子の視線流れ星今日も言葉は溢れなかった
13
笑み湛ふ 君のひとみの 奥底に 戸惑い隠す 嘘ぞ映さむ
8
しぐるるや 落花の情に 応えけり 冬椿らの 涙踏み行く
8
嘘という透明な服を重ね着て 立ち止まるとき僕だけ寒い
32
新調し 良き履き心地なる靴と 軽やかに通勤路を歩む
30
脱ぎ捨てた僕を拾って歩く夜シンクに朝のカップが残る
29
「普通」という名のバスをまた見送りて 私は私の歩幅で帰る
43
「しわよせて笑うお前の顔が好き」と言われて汁粉煮るお人好し
37
冬木立 固き蕾は着々と春色ロケット カウントダウン
24
「焦げたね」と笑ひて囲む夕餉なり林檎剥く手はあたたかくあれ
31
寒風に乗せて届けるこの想い 愛しい君へHappy Birthday
29
愛してる。ああ?愛してる。
(
奢った3000円、利子つけて
)
愛してる→→「レターパックで現金送れ」
7
老三人久々に会い会食の話題はやはり迷路の未来
27
帰宅の我 見つけてリビング 一直線 ゴロンと仰向け 「へそ天」にキュン
12
馬の骨いいねと父が言いました誰もが無理をしている家で
15
可惜夜を ともに過ごせし 君さへも 淡き記憶と なりにけるかな
9
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