先日の「飛ぶ教室」が「みるラジオ」源一郎さんの顔拝みたし
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倦みごとを忘れさするがに妻と子と一軒家をし欲しくもあるかな
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倦みごとを仕方なしにと割り切れる人間性を欲しくもあるかな
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「おめでとう台湾チーム世界一」まごうことなくふさわしきかな
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家に着く頃に君まだ起きてるか? もっと飛ばせよ新幹線
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一晩の別れを惜しむように君 抱っこをせがむ出張前夜
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そういえばやらなくなったなキャッチボール どこにあるかな君のグローブ
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枇杷の木は高くなりけり秋の陽の澄める庭にて眺むる枇杷の木
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外国人が多い通勤駅には今日も色んな言葉飛び交う
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朝日浴び輝くばかり銀杏の葉 蜘蛛の糸にてゆれる一枚
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足踏みがつづく間に氷溶け気候変動トランプの影/COP29閉幕
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人間は最期はひとり己との会話たのしむ歌はそのすべ
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真実はネットにあると云うけれど本物に会うことと異なり
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客人を見送る夜の玄関の四つ並んだ靴とサンダル
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地方紙の上半分はジャックされ県内巡る紅葉の秋
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なんのため歌を詠むのか見失いそうになるんだSNS
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おにぎりをラップに包み わからない 「恋って河川敷のようだね」
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わたしだけ無骨なコート きみたちの何も守られていないコート
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「今日降るよ」 愛してくれた人はもういなくて傘を玄関に出す
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裏山の開かずの扉は血に染まり 次の食事を、人を待ってる/お題「地下」
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母音のみからなるきみの名を呼べばあかるき風のふくここちする
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ビル街の 強風小さき苦行なり 花屋のトナカイ 毛糸の帽子
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静謐せいひつの水面の小鴨潜り初む波紋のひろがる水輪の五輪
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富士山🗻のパワーに圧倒され、絵も描けず、素晴らしかった
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お月さん、競争しやう。お日さんに見つかる前に床に就くのよ
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ネットで得しパソコンの設定条件を順次ためして迂遠をゆかむ(医師脳)
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晩秋の 人肌恋しい夕暮れに 冬の使者たる 白鳥が翔ぶ 
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始発ラス前、いつも安全に、また社内の皆さま共々いつもお世話なりました
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言霊のさきわふ国に生まれしを 誇れ 寿ことほげ 伸びよ若松
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吹きすさぶ風強かれど 冬野菜 大地に根を張り じっと春待つ
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