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「今日は四月六日ですね 今年も一年よろしくお願いします」/三十一音届く
18
戯れに 答え求めて 幾世紀 今で云うなら 学者馬鹿?
16
キミ想い清明の空見上げをり新たな年も共に生きたい/卯月六日
20
一夜漬け叶わぬゴルフスウィングの
Y
o
u
t
u
b
e
など彷徨いており
13
聳え立つビルの麓に咲く花を 簡単に見逃す現代人
7
図書館へ 花舞ふ路をはや足で 君いるかしらん ひかりの窓辺
17
降り積もる桜吹雪の公園に光差す午後蝶の飛び交う
43
饒舌な過去と音沙汰無しの未来 二対一に外分してみむとす
5
桜撮る人らの邪魔にはならぬよう桜も見ずに足を進める
10
いつまでもいつまでも痛みつづけるあなたに引っ掻かれた心臓
6
嬉しさも半分ほどの春陽気 マスク・メガネのフィルター越しの
27
コローの絵の 如き森なり
金色
(
こんじき
)
に
霞
(
かす
)
みて暮るる この夕雲も
30
石段を先ゆく君の背に春の終わりを告ぐる蒼き雷鳴
27
身一つで 武器も持たずに 生きている
愛猫
(
きみ
)
は強いね そして優しい
33
「味道楽」の美味しさのヒミツをドヤ顔で 読んでる場合かもう八時やぞ
5
金縛り解くためもがく午前二時 やめて明日は朝から会議
11
ペンライト電池が液もれしていた日 推しだったことを思い出した日
7
新しい手帳にきみの誕生日 書いてないけど気づいてないよ
6
今朝の秋コーンフレークをつかまえるコツを語りしきみは、七歳。
7
イルカたち 摩擦係数ゼロで泳ぐ 弊社も明日からこうなりませぬか
5
オルカにはマグニチュードがあるなんて聞いてなかったアイスも溶けた
7
怨むだろうかもし優しい人を知らぬ赤ずきんは腹の中より冷えた世を
6
桜舞ふ バスを待つ
間
(
あゐだ
)
に 愚痴をこぼし合ひ 笑ひ合ふ同僚と
26
夜半
(
よわ
)
にふと 伸ばした手の先君が居る そっと背を撫で また夢の中
21
「もうしない」しっかりフラグを立ててから今日も続ける人の営み
6
春の雪が思い出させた君の香を桜の色の中に見つける
6
若き日に髪切りし街 花影に珈琲薫る『南方郵便機』
11
気を張って電車の中で踏ん張ってみんなロボットテリブルトーキョー
11
萌ゆる野のほのかな髪を撫でる日は風かろやかに吹きながれていく
9
いやいやと吾子に潜むは天邪鬼節分までは待っててあげる
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