明け方に キミの残した オリーブを 手掴みで食べる 気づかれぬよう
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二株のクリスマスローズや雅なる赤白橡(あかしろつるばみ)青白橡(あおしろつるばみ)
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チョトコイと 忙しなく鳴くコジュケイに 春の眠りを奪わるる朝 
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嫌われる 都市型クマも 命懸け 裁判官は 猟銃を持ち ※複雑な……
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春霞 遠い輪郭にじむ夜 届かぬままの祈りひとつで
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暗き世は 愛しき世なり あと少し 「力」蓄え 日の出を待とう
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行く道へ転がるちさき石の名は吾の気に掛けた明日の石とす
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美味すぎた鶏白湯麺のレシートを再来店の切符として抱く
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おかえりと むかえてくれた 猫はただ ご飯を待って 私より飯
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遊ぶ子よ土へ帰れと願えども銀杏の母に雨うつ都会
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朝起きて 灰皿の下の 千円を ポケットに入れ 学校に行く
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茶の色の束の間に褪せ松抱けど小舟や過ぎし蒼き川の辺
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最終の特急見送るポケットにチクリと刺さる入場券の
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イントラの 人事報見て 振り向いた 俺だけ知らぬ キミの退職
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春嵐も花粉も過ぎて神経が落ちつきそうな季節は近し
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先週はカタクリの花今週は桜が咲いて浮き立つ心
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まほろばの 階段の下 遺書遺す 「もう疲れた」と どこに消えたか
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火照る波ふるえて呑まれ漂えば夜の水面に月は歪んで
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生真面目な主人の愛のいろどりをこぼさず食べる五目そばなり
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履き慣れたスニーカーに降る花弁は余白を作らぬ六十二ビット
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長袖のシャツをまず脱ぎ汗拭きの準備ととのえ食ふ辛ラーメン
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サザエさん見て笑ってはニュース見て迫る明日へ憂い染む夜
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殺すぞと抱いたくまのやわらかさ 私そんなに弱そうですか?
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携えどむせかえるほど何もない眠ったままで26歳
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この世にはない方がいい尊厳もあると思うよ あ、それは違う
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薄桃の衣脱ぎ捨て 桜木は やがて萌黄に衣替えつつ
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「スウェットで行けるとこまで行こうかな」 枝垂れ桜を嗜むナカムラ
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花筏かたち変えつつ揺れゆれて 誰(たれ)か棹さし運ぶ泡沫の夢
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山もみじ 深山陽射して 秋の暮れ 紅色一色 鐘がなる 古寺の
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みんなやる絶対やるやるこれはやる メガネの上からメガネをかける
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