帰りたい施設の義姉あねのこころ旅 まぼろしの地に毎日帰る
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赤子皆生まれる日時選ぶのか人生初の選択なのか
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わかるけど 辞めた会社の そばだから そんな理由で いい店なくす?
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寒風の沁みるあかぎれ耐えてみよ 桜の便り今ここに届かむ
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老梅の萎えし枝にも雪積もり 冴え冴えと立ち大寒迎ふ
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早朝の コンビニ灯り 太陽の ごとく輝く 飴ひとつ買う
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願いごと叶えず吹雪に佇みて涙の地蔵に雪はふりつむ
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白米の 湯気に鰹節舞い踊る 鼻腔に満る醤油の香り 
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ありえない逆光で鳴る心拍が 愛とかの根拠になればいい
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抱きあうはなくなりしこの年月を越えて息子の目はあたたかし
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「だめな僕」という付箋を貼りすぎて心は糊でベタついている
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守りたい、の「い」で拳を握りしめ 駄目な僕ごと未来へ放つ
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僕たちの未来が朝を連れてくる落第点でも明日はくるよ
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教室の隅に透明な僕がいて ポケットの中、拳は熱い
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恋よりも生活苦やら介護やら若さは強いと老いみておもう
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老い花の恋はまことに見苦しい年老いた今恋も抱かぬ
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歌の芽は夜に吹かれて記憶の灯ゆらり炎は歌と戯れ
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彼女も角が取れもうそろそろ良い人と出会っても良いんじゃない
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あなただけ! のつもりだったチョコレート その頃あなたはあのこに笑う
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自家用車 ガタガタガタと 揺れと音 診断結果 即入院に
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白板を見つめる黒目愛おしい何が起きたか視線ぶつかる
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早咲きの桜が植わる公園で蕾を見るが咲くはまだかな
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本読みの君に愛した受験生 本読みすぎよ! 司書危ぶむ
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残業で手当出た頃懐かしき自営は歩合もうひと頑張り
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冬日向 照らす初恋 首筋や 顔も名前も忘却の彼方
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一目惚れ素直になれない浮かれ猫 距離置いている好かれるために
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「美化できるから過去が好き」それに負けない日にできますように!
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木漏れ日を 縫ひて頬うつ そよ風に 君の吐息と 紛ふ淋しさ
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絶景だ! うまく撮れたと並べても かなう比もなし 家族の一枚
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暗い歌ばかりを詠んだ 比例して笑顔になれる そんな気がして
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