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月砕く程の慟哭その果ては一掬の嘘頬伝うのみ
4
スピーチで兄からすると妹は必要じゃないに拍手が来た
9
大学も研究室も図書館も寒くないのに、家だけ寒い。
14
そう怒るのは愛情の裏返しだと言う人に違うと言えた
17
にんげんのことばがつうじないまちでにんげんとしてくらしています
9
YOASOBIがあればいいよで済むような曲が流れるカフェで人を待つ
10
太陽が瞼どころか全身に灼きついていて秋が短い
6
夕暮れを 急いで帰る 路地裏に 夕餉の匂い 子を叱る声
11
泣いている 腹を抱えて 泣いている 差し歯とれたの そんなオモロイ?
3
ふくふくと密度の高い生命体火吹きはためき朝が逃げゆく/子供
3
完成の間近な家の
灯
(
とも
)
されて金槌を打つリズミカルな音
10
秋がない ストーブつけて マフラーに 手袋したら それは冬やで
11
胃が起きず ウィルキンソンを 2杯飲む 豆腐サラダと クリームコロッケ(お月様ゆえ爆睡。手抜きー)
14
お湯割りとおでんが美味い雨の日に秋の半ばを思い知らされ
13
ぽっと出のこれ見よがしのレシピより 栗原はるみのおかず食べたし
17
穴空きのリップクリームもう二度と あの柔らかさに戻れない夜
3
家族って何なんでしょうか最小の 群れの中でも私は独り
12
鹹
(
から
)
い鮭酒の肴にもてあまし 明日の菜にとラップで包み
17
初デート蟹のカップル真剣に手のつなぎ方考えている
29
あさめしは堅く焼いたる目玉焼き ケチャップつけて麦飯にのせ
17
すうすうとうっすら寒い枕元眠れないから音楽を聴く
9
三度目の 金木犀が 香っても 下書きのまま フォルダの中
22
しとしとと 雨の降る日も いいもので 雨垂れの音 雑踏かき消し
25
秋が来て 金木犀が 香っても 削除できない 偽名のファイル
13
観戦旅 愛媛目指してひた走る吾子と
愛車
(
相棒
)
の頼もしきこと /京都から淡路島経由で四国横断
19
白む窓
2
時間寝るため帰ろうか このまま椅子で 寝てしま 朝だ・・・
8
オクラにもつぼみの頃の思い出はあるのだろうか
8
歳の指の
4
越中と越前めぐる旅空は 束の間の晴れ
碧
(
あお
)
の層々
14
おかあさまに似たたたずまい還暦で店番をするあなたのすがた
13
雨靴を履き コンビニへ 軒並みの
冷雨
(
れいう
)
に落つ 金木犀の花
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