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終と始の同居の刻む微か音に星の生き詩を抱く砂時計
21
春疾風
(
はるはやて
)
工場
(
こうば
)
通りの 桜散る 道に敷きゆく 薄紅の地図
15
四つの葉のオキザリス春あの空へ赤きラッパの花のおはよう
22
病院の待合室は海の中バリヤー張って自分に潜る
26
革靴を手に持ち走る女学生 淡いブルーのシャツではにかみ
24
火曜日であることを確かめるよう 二カ月続く妻の通院
11
雪景色 雪のこぼるる 一枝の やまね( 山音)泣き濡れ 静けしや
7
取り囲む山並み雲に溶け込んでとろり鈍色梅の白冴え
24
ブレザーの凛とした背を見送ってどうかあなたはあなたのままで
20
たましいも飛び出しそうな大くしゃみ そろそろ春もいくというのに
30
きみ包む毛布の手ざわり確かめてそっと伸びする日曜の朝
25
切れ目なく言葉を紡ぐすべもなくうわごとだけを並べては泣く
9
雪の如
降
(
ふ
)
りぬ
花弁
(
はなびら
)
バスを待つ人の足もとにも 花絨毯
36
あいつらは 俺にはなんの 興味もない 俺の金だよ 会長は言う
5
話あわん ネクタイ関係で 笑っとる こりゃ早々に ドロンしなくちゃ
5
春の夜に 風になびかれ 街灯に ほどよく照らされ 桜花爛漫
12
泥んこの童が今日は貴公子に澄まして歩く入園の道
45
新入の 生徒で賑わう通学路 光る未来へ花吹雪舞う
23
花びらが吹き溜まりそのひとひらが唇につきそれも良きかな
7
一歩目で 水のたまり場 踏み抜いて みなもゆらめき 春のなきごえ
14
蔵書類の断捨離せむとかぞへしも二千冊をすぎて気力失せたり
13
俺がすぐ ギブアップした 音ゲーを キミがあっさり クリアしていく
6
キミがもう 飽きてしまった ロープレを 俺がコツコツ クリアしていく
6
何本も 来る地下鉄を やり過ごし 来るはずの無い あなたを待ってる
5
深夜
2
時、突然バーバーマイセルフ髪切り虫が疼く季節で
21
離れても 逢えると願ひ 萌ゆ二人 ありて流るる 恋の川かな
30
私のこと忘れないで たまにでいい 思い出して泣いて。ごめん/20260406
6
人と運、万事恵まれ幸せになってね、私なんて忘れて/20260406
5
静寂の産科病棟 響く心音 生命を刻む その力強さよ
22
望む峰いいねの翼じゃ届かない強風ウェルカム谷越え恐怖
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