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君に似た
A
V
女優いるよって言われちゃったのバレたのかしら
11
今日の日を中晦日とか名を付けてイベント化する輩は未だ居ぬ
8
出勤は湧く雲の峰眺めつつ 帰路三日月にそっと添われつ
29
義姉
(
あね
)
の宅
兄妹
(
きょうだい
)
八人集まりて片付け競う六百二十九歳
22
白旗を掲げてもなお殴られるそんなコースを泳いでいます
6
担当の季節のしつらえ褒められて七夕飾りがくるりと回る
30
雨粒がひかる油絵の車道で 胸締まるのに思い出せない
7
あの日から魔法にかかったままなんだ 君
囁
(
ささや
)
いた♪ちちんぷいぷい♪
28
3時間遅れて届く配食に もはや仏の境地に至り/配達スタッフ緊急入院
25
父さんが鍋焼きうどんを食べている冷房がんがん効いてる部屋で
12
お体にお気をつけてと言うことはいつも本気で半ば祈りさ
13
福寿堂の「水無月」たいそう美味しくて 来年もこれにしようと思ふ>夏越の祓
15
夕焼けがビヤガーデンの人々を一人残らず飲み干していく
19
私にまつわる比喩をほどいてありのままの私でいさせて
10
麻紐で あちこち縛り 張り巡り 畑全体 SDGs
5
水無月も終はり迎へる通勤路 初夏惜しむ如 返り咲く藤
29
側溝の 灌漑用水 漏れ出でて なくならぬよう SDGs
4
サイフォンの 原理を使い 水を溜め 畑にくれる SDGs
5
隙あらばカツ丼食べたい母親は勝手に記念日作ってせまる
32
旧友のやけに元気な「また今度」だけが反響するY字路
12
チビ猫は 黒糖まんじゅうのようだねぇ きゃっとたわーのうえで まんまる(キジトラ)
14
スーツ着た気難しげな中年も薄明の空にカメラを向けてた
15
転生をするかもしれぬアンパンマンなりて頭をかじられたいな
24
月命日 まいってもどれば えだまめと もろこし 打ち水 ふうりんはなし
21
人生は周回遅れでもここで飛び降りちゃえばごぼう抜きだね
6
何回も茅の輪をくぐりお祓いす半年の罪多く積もりて
18
神主さんでこに冷えピタ貼りながらお茶勧めてくれる大祓え
14
告白を十年ぶりに受け帰る次はどうすりゃいいんだっけな
19
白みがかる空に押し出されるように空洞社会は今日も目覚める
12
波のあと すこしずつまた 洗われて 残ることばと 忘れゆくこと
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