蒸し暑い夜に二人でコーラでも飲んでしまえばさらに暑いな
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呟いた泡に蔓延る煙さえ君の一部だと思えば愛しい
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SAの女子のトイレは長蛇にて 男でよかったこういう時は
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ドライブの途中の友との再会は廃校カフェの僅かな時間
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助けられなかったひとの笑みばかり繰り返される当直の夜
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持ってきたお供え早く食べてほしい 夏にぴったりなゼリーの気持ち
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明日(あす)仕事台風来てるが行けるのか?休んで良いと言われたい
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救いの手 握力無くて 掴めない アスファルトに咲く花のように
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かれと我の 郷土高校対戦し 熱き声援 ビールも汗かく  /高校野球⚾️
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父書いた旅行日記読み笑顔母とわれなり父迎えし盆  
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故郷の人が知らないその花ライラックを胸に抱いたニシブッポウソウ
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改めて貴方の言葉読み返す 見え隠れするサヨナラの文字
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ちょっと拗ね ちま猫ちゃんの たかいおこえ おかあちゃんと はやくねたいのよ
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実家から乗り換えには台風に備えてみんな急ぎ足なり
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誰も皆心にかかえるものがある それに寄り添い笑顔で生きたい
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画面より広がる花火響く音夏を見送りボリューム上げる
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我が母が 嫁の墓前で つぶやいた 「丈夫な体に生まれかわって、またい。」と…😢
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防災の備えを実家で調べたり買い足したりして休みは過ぎてく
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逢えなくても話せなくても貴方を想う そういう地球ほしに私は生まれた
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少しづつ 積み木を重ね 数十年 喜怒哀楽の 思い出個片こへん
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ようやっといい想い出になったので 貴方との日々ノートにしるそう
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吾を未だちゃん付けで呼ぶ叔母が来て線香を焚く時間はゆっくり
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大雲に 消えた真夏の 白烏しろからす 別れを惜しむ 言葉も無しに
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ばあちゃんとラジカセ歌声録音し 2人でハモった ヤシの実のうた
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10代〜20代の7年間と50代の半年 長さではない濃さです
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午後7時車のライト眩しくて 夏の終わりに触れられそうだ
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火曜日は「どうしてる?」って優しくて 水曜「距離を置こう」と撃沈
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街路樹の向こう側から吹く風が不意に浴びせる夕立の余韻
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食ほそり悩む夏でも素麺と冷菓水菓子つるりなくなる
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蝉時雨 ふと立ち止まり目をつむる 矢の如くゆく光陰の中
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