虹野苺
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情緒が多忙になりがちな人。
好きな人が現れると、三十一文字を綴りたくなる癖がある人です。
………ここは日常を綴るか、もしくは妄想の最終処分場。

冬将軍ヤツが来た 例年通りの顔をして 酷暑の日々をリセットせんと
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ぴんよろと とんび輪を描く 曇天の 光芒ひかり射す方 目指し往こうか
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風見鶏 よろしく停まる鴎達かもめたち 次は何処吹く 風の向くまま
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どうしてそう 意図も打算も飛び越えて 胸ときめかすの 貴方って人は
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『優しさ』は温度もあれば手触りも 触れる心模様も日替わり
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「 」かぎかっこ 収まるわけない想いなど 知ってるんでしょ 気付かぬふりして
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向こう岸臨む海にも慣れたけど 瞼に浮かぶはだだっ広い灘
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空の青 日傘の黒と 白い波 あと何色の 君を足したら
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忘れっぽい そしてやたらと 忙しい …ココロ亡くすのだけはヤメテね?
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「泣くなって…。」面倒そうなその声も 深く 深くて 優しく響く
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現実に連れ戻せよ、さぁ 強炭酸 檸檬の向こう 蜃気楼舞う
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小娘の頃の私を 降臨おろすって 自信の無さまでセットなのツラッ
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すれ違う 憂いと安堵 織り交ぜて 密かな微笑み 投げかけるひと
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日曜日 フードコートの 賑わいを ひとり味わう ジャンクな時間
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今日も噛む 私を律する一欠片ひとかけら 白湯と融けてく  86% はちじゅうろくパー
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なんでもない今日この日でも見渡せば 誰かと私にとって記念日
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うるさい奴を黙らせたいならば ど正論よりミルクキャンディ🍬
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あの夏が お気にのワンピと駆けてゆく 硝子色した波でふち取る
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どの雲の仕業なのかな通り雨 寄って集ってたかってサラパラザァザ
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隠された能なんて無く爪を切る 煎じる程のダシにもならず
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この情緒 落とし所を 見失い 闇に砕けて 散り散りバラバラ
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ねえあのね最近増えたの思い出し笑いそののち幸を願うの
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焚き付けて ふたりの間 導火線あかいいと いっそこのまま 爆ぜてしまえば
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熱帯びた 瞳の奥の 青きを 絶やさずゆけよ 星追う青年達ものたち
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高カカオ一粒含む口元に 恍惚なんて欠片も無くて
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病みかけたfatな妄想持て余し 栞増えてく読みかけのページ
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色の無い夢に背を向け閉じかけた瞼撫でてよその唇で
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