君の名を 口の中で反芻し あなたには届かぬいの中に消え
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今風なキッチングッズの売場では使ってるものと同じは難し/昭和の日に
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作られた 感傷やら 共感 呑み込む渦へ 飛びこむの
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汗ばんだ年増の尼が掘ったイモ熟れみ熟れずみイモに変わらず(百人一首・九十)
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タマの尾よ絶えなば絶えねながらへば滅びるころに割れゾッとする(百人一首・八十九)
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借換えで足抜けできぬ質屋ゆえ見苦しくとも媚びわたるべし(百人一首・八十八)
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ムササビの汁((しる))の賄い化け猫に義理立て奢るサギの幽霊(百人一首・八十七)
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稼げとて寿司屋はトドをトロにする買わせ顔なる目がガメラだな(百人一首・八十六)
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夜の素顔もののふほどの武家顔でネオンの灯さえ点け難きエビ(百人一首・八十五)
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絡まれたマダコの頃が偲ばれる打ち取り死後の今はタコ焼き(百人一首・八十四)
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大阪のビジホがなくて堀にいるハバロフスクのイカとまぐわう(百人一首・八十三)
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思ひわびさても命はあるものを武器に耐へぬはジャミラなりけり(百人一首・八十二)
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元取れず泣きつくカバを宥むればまだ言い訳を尽きず漏らしつ(百人一首・八十一)
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ねこベッド 端にちょこんと 頭乗せ カラダみえない ニャマ首と呼ぶ
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灰色を恨みはせぬが単車降りけふは窓越しあてなき旅か
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「昭和の日」紆余曲折の吾の道 今在る平穏 あの頃在ればこそ
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旅終えて 帰れば我が街輝きて 凡庸で良し 我の居場所は
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「堕ちるわよ」言われてハマる怪演にネトフリ天国寝不足地獄
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青嵐 滴る山を登り行く梢の若葉 葉裏を見せて
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天長節 誕生日からみどりの日 昭和の日へと暦揺れしか
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木洩れ日の 若葉茂る道 駆け抜ける 我が子の背を追い 吹き抜く薫風
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花火など鳴って何かの催事かと思いつ母の襁褓(おしめ)を替える
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雨模様雲に隠れて山頂の青少しだけ見せてサービス
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風誘ひ夏を予感すスズランのささやき歌ふ白き妖精
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上空の颯(はやて)に雲は流れゆき 淡き虹の輪を放つ月光
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天井が回るということ比喩でなく体現した朝五時のこと
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春麗ら 予定も無い日を 子と過ごす ありふれた日々 いつもの笑顔
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風薫り妻には妻の予定でき子どもとべつで集うママ友
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にょきにょきと 立派なアスパラ顔を出す 心と身体に 元気をチャージ
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朝はずむリズム楽しむムトテトキ微笑む太陽フレアを放ち
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