音鈍く駄菓子の堅いマカダミア噛めずに反っ歯折れて世も末(百人一首・七十二)
4
ヌーさんがサド気のイカと訪れてワシはマゾかとアシカベソかく(百人一首・七十一)
5
テレビ消し ラジオも消して 五分五分の 昼と夜とは 生きる意味とは
12
世の中の 塵の一つも 取り損ね まったり過ごす われを責めずに
12
突然に 子に先立たれる 親もあり 生きていること それも孝行
19
声だけは憶えておいて いつかもしすれちがったらそれで気づいて
12
心地好(よ)き 列車の座席にて揺るる 仕事疲れを眠りに誘ふ
25
生牡蠣を うまいうまいと 食らえども 地獄のうめき トイレの住人 お題「食中毒」
7
カラコンも新色リップもつけ爪もあの子のまばたきには勝てなくて
6
短いと聞かされようと 愛犬は元気だ 絶対長生きさせる
12
何もない 不足している 島国の 知恵湧きいずる まさにその時
8
叶わない恋のはず でも占いの相性だけはやたらと良くて
8
老犬と言えども もっと共にいたい まだはつらつと長生きしてね
11
愛犬に余命宣告 あくまでも推測 長生き固く信じる
16
「4/29」 「12/23」 「2/23」 明日になれば みな解りおり
7
日にそよぎ薫りしずかに咲く薔薇の花びらに透(す)く淡い蜂蜜
18
万葉の 誰(たれ)が嘆きを詠めばなほ 千の月日も 人は変わらじ
44
標なし 兵は必要 費用なし 豹を雇うか 渺々(びょうびょう)たる (★)駄句 「票」は入らず「評価」する価値無し
6
復興( ※ )と 歩みを合わせ 道ができ 泥棒さんに 便利な通路 (※)戦後復興  
8
朝陽射し 峠越えるや  白雲走り 金の輪輝き  向日葵向かい ゆらゆらと
7
夏が僕らを逃さない通り雨濡らした影が手渡す炭酸
8
ひとときぞ 若いママたち はっちゃけて サイゼ揺らすや 昼のみワイン
17
すやすやと眠る娘のぽかん顔 母の黒Tキラキラ加工
8
いつしらに 「人気の歌」の 衣替え 春ぞ暮れゆく 桐の長持  /「人気の歌」掲載方法変更
14
烏羽玉の 黒々光る 京菓子の 南の島の 黒糖の味 /亀屋良長「烏羽玉」
13
雨はらむ 雲に紛れず 塔(あららぎ)の 九つの輪の 黄昏れにけり /東寺五重塔
12
高々と 神輿(しんよ)差し上げ 「ホイットー 」と 揺り奉る 御旅所の庭 /御旅所の稲荷祭
11
海渡る 風にさざ波ひたひたと 寄せる波間にウミネコ鳴きて
19
柿の木の若い葉っぱの黄緑が西日透かして燃え立っている
20
進化した 猿も物体 人なれば 憎しみの果て 遺留物
6