独り占めしたいと願ったあの日から清廉な恋は息を止めたよ
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あ、昨日死のうと思って忘れてた  アラームの音を死ぬほど『上げて!』
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愛猫と触れ合ひぬ証(あかし)の冬毛 袖に残りて 通勤の伴に
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出し忘れ 食べずに残り 一人夜に 沁みる手作り 君のポテサラ
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母さんの飯寿司と菜っ葉の漬けもんがこんなに恋しくなるだなんて
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神仏へ頼る離れば人と成る頼らずとても内なればなり /自戒
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お団子に なってたねこたち 分離して いよいよ初夏の 気温も近しと
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漱石に倣えば君は三日月で 笑顔の目元も別れの傷も
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予備一つ常に置きたい玉ねぎに日持ちのしない新玉到来
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ドラマ見てこんなのだよねと辛くなる 変わってないのね恋愛は今も
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来るたびに ばぁばを追ってた孫視線 いつしかスマホのゲームに移り
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雨あがる 菜の花濡れて 晩春(おそはる)の のどけき陽光(ひかり) 頬にも透(す)きて
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エンドロール 語りたい君 隣には もういないこと わかってるのに
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AIに大丈夫かと聞いてから2月日付の納豆を食う/冷蔵庫より発掘
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花巡り腰に湿布の春疲れ 見栄で伸ばすや ひさかたの孫
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良くなる、と言う人がいて、壊れる、と言う人がいる あなたはどうか
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地球の裏で何人死んでも構わぬというふうに塗る瞼のワセリン
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漸くに既読の付かぬ日が続きそろそろかなと孫離れなる
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窓に見る高速道路の鉄柱(てつばしら)神は全て支え守るよ
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朝顔の 朝に生まるる 夕に死ぬる 露落ちて 花は残れども  夕陽に枯るるは  時の移ろいの 儚さよ
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せわしなく検温をしてまわるひと家で待つ子の言えない微熱
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指切りをする手が蝶に見えるから交わしたあとは春野に逃がす
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あはんうふん いいわそこそこ 感じちゃう
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おさなごの並んで歩く足のようで春という字をカタカナで書く
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夏の日の 八月の雨 しとしとと 金の輪昇り 光り輝き  ひまわりゆらり 雨あがる 
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厳かな苔むす鳥居くぐる度己の恥に打ちのめされる
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失敗や欠点だって歌の華 心を労(いたわ)る装い次第
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よくどこのUMA(ユーマ)の骨かわからんと言うけどだってUMAだもんね
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行き交ひぬ列車の傍ら バラストの間(あわい)を潜(くぐ)り 生ゆる蒲公英(たんぽぽ)/バラスト=線路の敷石
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遊歩道 舞っているのは たんぽぽの 綿毛?それとも ケセランパサラン?
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