Utakata
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人のまま進化を遂げた
アサシン
(
殺し屋
)
の笑みはグサッと「君は素敵だ・・」
14
ロボットになった笑顔はカクカクだ会話が途切れるフリーズタイム
14
スーパーに久方ぶりに行き見れば品の爆値に目玉飛び出る
29
砕かれた器のように美しさ欠けている空強き風吹く
7
歌にする これが私に 合った型 痛かったことも 聴いてUtakata
12
老いも
(
お芋
)
ふたりの 人生散
歩 手と
(
ポテト
)
手はぎゅうと 結
ばれ一緒
(
馬鈴薯
)
8
憎しみと 誤解
蠢
(
うごめ
)
く この世にも 人の真ごころ ありと信ぜむ
16
土手沿いに歩くワンコの鼻先を くすぐる可憐なイヌフグリ
20
こんなにもみんなで帰る道のりが愛しいことを最後に知った
15
女房の皿に取りおく餃子二個 二個分だけは春日に免じ
13
にぎやかな孫らの声の届かぬに春一番吹くふたりの今日は
20
おおきにと言われた市バス ご夫婦が隣り合うよう席を替わって
28
春一番、幼き子らと戯れた記憶の土つぶ舞う広場跡
16
死語になる 季節のバトン 二季と化し 自然の摂理? 否 「人の業」
14
遥か先霞んで見える富士山の
天辺
(
てっぺん
)
までさ歩いてみよう
13
君は君、私は私でいることが難しくなる 洗濯機が回る
12
整然と 材刻む音して もうお昼 お腹空かねどランチタイム
5
あたたかい風が身体の輪郭をなぞり私を春が見つける
7
「ネギあげる」上目遣いで言う我が子 「私もあげる」とつかむチャーシュー
10
赤の他人→橙→黄色→緑→青→
藍
(
愛
)
に至って 胸先に
恋慕
(
レインボー
)
10
犬置いて スキーできぬと 十五年 銀の世界に 白き
犬
(
こ
)
想う
14
日の出前 寒さの元気 薄らいで 鳥の声聞く 今日の始まり
14
昭和初期三十一文字(みそひともじ)に命賭し職を捨てにし人もいましき /五味保義
8
初対面 孫飼うチワワの 愛らしさ おもわず頬の ゆるむジジババ
16
家の中 あてどもなく 往き来する 記憶消えていくこと哀しいことか?
10
天皇と言えば昭和の顔浮かび今上陛下浩宮様
20
冬あかね 憎めないから愛になる あんたの声は夜の幻聴
9
きらきらの波間に鴨は揺れながらそろそろ帰る相談してる
31
暁の豪雨は街を洗浄し 朝の
南風
(
はえ
)
は滴を払ひぬ
26
詐欺メール殆ど来ない日曜日 悪党どもも今日は休みか!?
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