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前髪をすこし切るひらけた差異にいったいなにが見えるのだろう
0
云はぬことの増ゆる夏場の愛だらう猫の耳介の冷ややかに透く
1
君の吐く言葉はすべて受け止めたい 受け止めたいが、あぁ またこぼした
1
しにました。いい下の句がしにました。多分そんなに良くなかったのです
2
見て下さい。いい下の句ができました。「あっ、ねえ、あなた、血が出てますよ!」
1
こんにちは。私は天使。透明な。あっ、ねえ、あなた、血が出てますよ!
2
懸命に声を枯らして歌う花 ねむる鳥にも、雨はやさしい
1
君に語りかけるつもりで歌ってる 文字を覚えたあの時からだ
1
だだちゃ豆山盛りにして貪って明日の分も一皿追加
2
何度でも目を奪われる虹の橋いつか渡ると知っているから
1
揺らぐ歩が影に隠れて歩む歩が外灯の下をひとりで帰宅
0
ガソリンを金額指定で明日マスの箇所を埋めていくスケジュール
0
ハンバーガー親友の愚痴聞きながら笑い話にもってけたら勝ち
10
歳とった猫しょぼしょぼと膝に乗る あぁ小春日と あごの下掻く
6
風速の早い今日ほど好き日なし君への歌を届けるために
1
夕立に隠れるように泣いている少女よ君の悲しみどれほど
1
一番に好きになった者でなく一番初めに愛す者の勝ち
0
水面につま先立ちで浮かびたるその白き根の無垢な仙人掌
1
「クレーターみたいなの」って口内を無邪気に見せるキミにドキドキ
0
あじさいの白さが移り透きとおり やがてやさしさだけになりたい
9
寂しさはさよならじゃなくその後の ひとり眺める夕焼けなんだ
7
背高い君 好きだったこと 忘れよう 合わせて履いた ハイヒールやめる
3
乳房を 湯気の中で すくいあげ その重さに さよならする日
1
平熱に擦り切れてゆく銀紙を剥がせば月は現れますか
1
あたらしいピアスを刺した右耳の三日遅れの拒絶反応
2
朝静か花なき百合の葉の上で露を
朝食
(
あさげ
)
にす てんとう虫
7
わたしは美しくもないし幼くもないから神の加護を受けられない
2
マジ顔で心酔してたさっきまで半乾き髪を放つたらかしで
1
先輩が結婚すると聞いた夜 式は来年七月らしい
0
冷房のなかで冷えてきた肌を担うもふもふに
包
(
くる
)
まれている
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