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遅咲きの 朝顔の蔦 立ち枯れて 脇で実らん 紅い南天
18
朝の風シャララと切って細き道 バキュームどきゅーん呼吸を止めて
17
バイキング 麻婆豆腐は 禁止にしないか お前がでてくるからおかしくなるのだ
13
冬柿と言う名のインクなるほどともちょっと濁るうちの冬柿
21
途中まで 完璧だったバイキング 徹底できずに麻婆豆腐
6
ストーブの灯油が切れたエアコンは霜取りしてるおまえらなあ
13
子がゐない暮らしおしへる霜月の修学旅行おやに寒風
11
書きうつす近代短歌写経かな現代短歌はさざなみの夜
14
左眼のうへに腫瘍があり生まれ網膜剥離も左眼だつた
8
「まつたく」を何度も云いてくたびれてつひつひのぞむなつかしき日々
17
チビ猫は きょうもクルクル たなのうえ だからそれはね こねこの(
いかりゃく
(
以下略
)
)
17
今日も通院 いっぱい食べな エネルギー おかあちゃんも 体力勝負よ
15
ちま猫ちゃん 「
こっぷすい
(
コップ水
)
」など おもいだし おかあちゃんの おみずよこどり
14
早朝から 宝探しも よきものだ 色々出てくる わらわら出てくる(高野山のお守りとか)
18
密林
(
アマゾン
)
で見つけた
ケース
(
収納
)
は未開封 逆にお部屋を狭くしてをり
21
何も訊かないでくれたねありがとう テールランプを見送り落 ち る
9
持ちきたり ことだに忘れし 美容液 撫づるほどに 顔に纏はせ
8
詰め込んだ バッグの中身を 入院後
2
週目にして 把握しうる
4
小春日や開け放たれしサンルームの渋柿は徐々に名を替へゆかむ
11
疑問一 いつから花は白くなり私と似た葉を見せるのか
6
イライラが まん延してる この街で 優しさなんて 弱者の言い訳
3
久方の友より届く 「元気か」と 添へられし静止画は
錦秋
(
きんしゅう
)
23
亡き父の 後ろ姿に そっくりと 会うたび俺の 背をさする母
17
上野路を包む彩葉に歩を休め 絵に向かひゆく人波を追う
12
誰でもいい おんぶにだっこ して欲しい そんなヤツらの 集まりが群れ
5
南国は
都会
(
まち
)
で疲れし 吾癒やす 果てなく続く とうきび畑
36
赤と黄の
紅葉
(
こうよう
)
見つめ 秋の日は 自然が作る 景色を堪能
27
マルチーズ社交広場に異変あり火の付き吠える大犬涼し
22
夕闇に 青紫に火柱が 炎ゆらめく牡丹焚火かな
16
朝日浴び吊るした柿は耀けりさびしき家にときめきの色
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