Utakata
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久遠恭子
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楽しく短歌を詠んでいきたいです。よろしくお願いいたします😃✨
触れ合えない指先震え宙を舞う人と人との縁とは何ぞ
10
雨露の葉の葉脈に添うように歩く姿のてんとう虫よ
15
霧雨の色を映した傘模様揺らぐ歩道に目線を向けて
12
若夏の暑い日差しを塞ごうと
簾
(
すだれ
)
垂らして打ち水をする
12
あがくぜベイベー朝の4時 見つけたものは錆びれたハート
8
綺麗だと笑顔振りまき旅に出て いつか覚えた余韻を添えて
8
薄靄
(
うすもや
)
に覆われた空見上げつつ街路樹の
傍
(
そば
)
桃色ツツジ
11
散乱す気持ちの整理
覚束
(
おぼつか
)
ず雨降りの日に片付かぬ部屋
10
竹藪
(
たけやぶ
)
や げに幻と思へども
珠
(
たま
)
の赤子が宿る日来たる
8
寝転がり猫ゴロゴロと喉鳴らす 本気出したら爪出す悪魔
8
春眠は暁覚えずそのままにゴロゴロとする布団は雲よ
8
蟻の巣を壊した記憶思い出し 罪悪感で奈落の底へ
6
ネモフィラの青の色さえ
滲
(
にじ
)
むほど 泣き腫らした目 遠い思い出
12
夕飯と
木霊
(
こだま
)
のように母の声 はにかむ姿 幼き私
8
明け方に目を覚ましてる可笑しさよ 桜散ったが指先に
紅
(
べに
)
8
満月に雨降り見えぬそんな夜は雲の向こうを空想してる
11
春霞
(
はるがすみ
)
目が覚めないと珈琲と クッキー食べて
欠片
(
かけら
)
を落とす
9