つらがみ
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全くズブの、申し分の無い🔰、宜しゅうお頼、申します。

風に舞う楓が皐に降り積もる臥竜の松に色を添えたり
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秋に実が真紅に染まる真葛さねかずら 万葉の人恋歌に詠む
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青き空日差し柔らか澄み渡る、さあこの時!と寝具干したり
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初めての木枯らし吹かん立冬に 変化の速さ付いて行けずに
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秋色に染まる林のエゴノキに次から次へ飛び来る山雀ヤマガラ
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米国アメリカと日本が更に近くなる たった一人の野球選手で
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きのこ狩り鍋で煮立てて舌鼓ハゼノキの色味わいながら
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樹の下にオレンジ色の花絨毯じゅうたん 体育会も終わりし頃哉
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奥多摩の造酒屋の香り吸い 楓や蔦もほんのり染まる
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百寿なる母を笑顔にさせたくて 笑顔見たくて施設に通う
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木格子と漆喰連なる古き町 祭なごりの提灯残る
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堤では緑の中に朱が立てりざわつきもせず時は進む哉/曼珠沙華
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長月も半ばを越えて法師鳴く季節の判決告げるが如く
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堤沿い傾く陽射しちりばめり伴侶探すや数多あまたのアカネ
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路上へと迫り出し咲きぬ萩の花 夏の背中を少し押したり
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夕立ちてアスファルトの色濃くなりぬ ほほ撫でるかぜ夏の一服
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初盆ういぼんの送り火消せどざわめく哉 姿や声に未練が残る
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迎え火を灯して待つや初盆ういぼんに 姿も見たし声も聞きたし
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雨上がり公園遊具ひっそりと水滴乗せて童を待てり
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尾瀬ヶ原ワタスゲ招く木道を重ね荷担ぐ強力ごうりきが行く
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