根を濯ぎ小口に揃ふ小松菜の緑の映ゆる今朝の味噌汁
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utata
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召されし犬(こ)へ 最期にできることは たくさん泣くことも 供養になれば
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エレベーター「幸せです」とポッツリと触れさせもせず逃げたのは何故
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山の中 土に溶けゆく 今生も 十年経てば 願いは叶う
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我がままな吾の心を叱りおるエアコンの風頭冷やせと
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熱を帯び消しゴムの角削れゆくきみの名前を書いては消し
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勝手やなぁ 話したいから 電話すん? そんでなんやの なんかあったん
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コンビニの 傘立てにある 赤い傘 雨の日の夜 キミと買い出し
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捨てちゃって キミが残して 行ったモノ 月水金で 律儀に捨てる
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キミと観た 恋愛映画の 半券を まだ持っている 途中で寝たのに
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「恋」という字をよく見ればなるほどね「また」に「こころ」が惹き付けられる
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たくましき野良の魂あわせ持つ愛しき心しかと抱えむ
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原っぱであの子の好きな草を摘むエノコロ草はただ揺れるだけ
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式あげるお坊の経が長すぎて幸の日なれどごつり舟漕ぐ
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夜学の灯四十路の生徒を照らしをり人生談義沁みる教室
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謙虚にて懐深き巨星逝く平和への道曇る梅雨空 / 哀悼河野洋平氏
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葉が茂り 紫陽花の芽が見え隠れ 雨待つ頃と季節はなりて 
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禁煙の恩師を乗せて運転す吸いたし我はマイノリティーよ
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沢庵と塩の握りに茶を持ちてコンビニ寄らぬ自転車でエコ
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隠し味ペスカトーレに入れ忘れ食べつつ飲まむ赤ワインかな
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愛嬌で夏に微笑む青スミレ満ちて煌めき涼やかな道
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少しでも砂が残れば台無しの 浅利蛤(あさりはまぐり)いかに鮮でも
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眼と時を奪って萌ゆる麗しき紅の薔薇咲きゼラニウムかな
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一つ笑み 一つ涙を 見せ二つ心に揺れるカンパニュラかな
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まな板に打ちつけられて赤貝は 身をビリビリと蘇らせり
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二人から引き裂かれるのは何時だろう心の傷は今から起こる 
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酒蒸しの夏はまぐりは口を開け 溢る潮に三つ葉散らせり
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ふたつの恋どうじさに進む恋だろうか一年かがりで落とした華よ
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帰り際二人っきりのエレベーターほなかな恋は諦めていた
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