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左右からライトの当たるキッチンに晒す吾の抱く影のさまざま
19
この傷の痛みもこころと 同じよに 過ぎゆく時間が癒してくれる
22
先を行く
夫
(
きみ
)
の腰に揺れる水筒 共に歩きし あの日の野辺に花
17
うっかりと 寝過ごし着いた 終点で 時刻表見て ポカリひとくち
5
水玉の間を指でなぞってく 水玉に触れたら地獄行き
6
昨晩のぶんまで見よという月か今宵十六夜煌々として
30
「週末が待ちどおしい」といふ感覚が何年ぶりかで蘇りけり
9
濃い灰の雲の下行く鷺の白まっすぐに飛ぶ羽ばたかず飛ぶ
22
この前は 更地だったと 思ったら あっという間に 家が立つ、はや
10
春吹雪 桜もろとも あの人へ およばまほしき 我が想ひ
5
キッチンのセンターライトに照らされて父の栄誉へ酒を汲む小夜
20
夢の中 ぐらい良い夢 見たいもの ピンチ連発 寝ていられない
20
僕はこの世界に生きれてしあわせでした。特に、君がいる世界に!
5
無言人ぬっと現れぬっと去る持ち去るようじゃ猿かも知れず
17
怒り棄て 人になろうと抗うも 夢出て煽る 君へのさつい
14
桜咲く路地は夕暮れぼんやりと僕らはいつも世界のとりこ
44
つまらない すべての膿を癒すのは フリーレンの むふーくらいだ
11
このままで終われるかよとつぶやいた まだなってない何者にもよ
6
さよなら名もない私。君の名は私が決めて私が呼ぶから。
4
手の届く間合い頃合い腑に落ちてまったり詠めば蘆雪の絵筆
14
孤独とは気高い1人の人生ならば王冠で、帳が降りれば選び取った毒。
4
泡沫で随分楽しくいたんだね。たった十年、されど十年。
4
散りゆく美 頭に移り 誰かに届く
5
春風や 撫でるに非ず 暴虐よ
5
牛の背に老子が夢のかへるかな幽魂見たりなめくじの跡/府中市美術館長沢蘆雪展にて
11
挨拶を 喉にしまいて 花咲かぬ
3
新年度市営菜園賑わうも植え時逸したものも有りなむ/ジャガイモとか
6
問ひし間に
溢
(
こぼ
)
るる想ひ一文字を書き留めてまし今日の夕暮れ
7
花満ちて 光を連れて 卯月立つ
5
「よかった」と 「よかったね」との 微妙な差 「ね」に言われるの
他人事
(
ひとごと
)
と/偏った感性です、悪しからず
6
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