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今年初発信履歴にキミの名が二分間という最高のキロク/初聲・睦月十五日
22
使うたびライトがついて動き出す北窓に向く健気なミシン
32
手を繋ぎ初詣ゆく若者の我らにはなき作法まぶしき
25
待ち人よ待たれる人は今
何処
(
いずこ
)
雪積もる道足跡も無く
11
出張で 東北行けば 雪怖く 疲れを宿で 地酒と流す
14
あまおうが見世棚赤く染め上げて私が苺と誇らしく見え
7
ダージリン 疲れた体 染み入って 香り佇む 夜の事務所に
27
死して尚 満ちることなき胃袋や 顕世に留まり止まぬ潮騒/映画『ゴースト・シャーク』
8
ミモザ咲く 作家の家で 打合せ 穏やかな夜 黄色が映える
24
久々の棒針編みに苦戦する
弟子
(
わたし
)
を
師匠
(
はは
)
は笑ってるかな
26
ゴミの山カラスの群が誇らしげ宝の山だと陣取り続け
8
飲み会の 幹事を務めて 酒を注ぎ
二次会
(
同期飲み
)
からは 記憶さよなら
7
能登牛と能登の地酒でビジホめし こんなことしかできない私
21
結婚が 見えてくる歳 焦りつつ アプリを始め 消える栄一
8
泥船に助け船出せと手を出すとこちらも泥船仲良く沈む
7
健診が 精密検査を 受けてこい エコーで見える
肝臓の影
(
脂肪肝
)
12
浴室に波の音目を閉じ聞き入れば私の癒し貸切露天
8
影二つ 夕日を馴染ませ君の髪 揺れる頃には夜の街並み
11
月日経ち 去り行く
二十歳
(
はたち
)
年男
三十代
(
アラサー
)
見えて 増えゆく腹囲
9
時されど 皆でミャク打つ 輪の中で いのちが踊る 輝く未来
7
セーターにくっついてきた愛猫の白い毛取らず一緒に連れてく
28
初物の伊予柑贖い 両手にて 抱えて春の 遠き足音
30
テスト前 勉強せずに 後悔し 誓う勉強 三日間
8
地下鉄で啄む鳩よ何処で降り何処に飛ぶのかこっそりおしえて
12
焦ったとき君はあたしって言ったよね ねぇ、いつ直ったの
7
小憩中 土産分け合ひ 同僚と いちご大福 食みつ語らふ/いちごの日
23
泣きながら残り時間を箱に詰め 深夜旅立つさよなら故郷
11
君×私=0 僕の恋の中心(0.0) あなた
8
共テ前 糧食おやつを買い込みに ちょっと遠足みたいでスキップ
14
戸が開くと逃げてみよかと猫が寄る雪と寒さにたじろぎ回る
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