境目をくちびるで塞ぐ明日からもこちらの世界で生き延びるため
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デイケアに孤独深まる日もありて妻に抗いこもる梅雨時
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早苗田に映る青空久しぶりやっと晴れたと鷺達(さぎら)翔び交う
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侮れぬ 齢を重ねしこの身体 たかが風邪引き床に沈みをり 
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二時間の記憶埋まるiPad 短歌の二、三首 メモ残り
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イタリアの旅行話を聞き流し 地場野菜棚 名前目で追う
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小夜更けど詠みて再び朝四時のピザトーストのサクりに目覚む
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清き瀬の水を含めば目の冴へて遠き沁みたる山祇覚えり「さんぎ」
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道の辺に萌ゆ紫陽花へ青き日を重ねて染むる心地なりけり
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俺の声 俺の猫背と 歩き方 変わらないわね 変わらないだろ
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お互いに 嘘がつけない 性格に 惹かれて惚れて 一緒になった
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お互いが 嘘をつけない 性格で 離れて暮らす 一緒に決めた
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最初から 信用なんて していない だから相手も 軽く裏切る
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森林の限界の地の岩影に咲く竜胆は吾が道の星
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白黒の野球でみんな興奮をしてた時代が今も眩しい
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会議終へ 急ぎ社食へ 駆け込むも 待ち構へしは 完売の札
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百日草 百本芽吹き目に浮かぶ混合色の花の夏かな
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灰色の 冴へなき日々の キャンバスに 彩(いろ)を添へたる 君のまなざし
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この文が真ならばまだ豆(パリップ)は煮えていないか焦げついている
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磐根(いわね)立つ 木なき里に 生ひ出でて 咲く花の名や 何と言ふらむ
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土瀝青(どれきせい) 突き抜け香る 花の如(ごと) 憂世(うきよ)の中にも 華開くらむ
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ステンドの薔薇窓の照り見上げればマリアの揺らる御堂の眩し
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根に水を 張りて萎れの消え値引きにて買い笑う我れと小松菜
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発芽期に太陽と似た青赤のLEDを灯す梅雨かな
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42回祈ってもまだ風が吹くアスファルトに立っている今
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A Iとヒトが闘うこの未来 治虫は遥か昔に見てた
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チャイム鳴りドアを開けると二人とも笑い合う日が懐かしき明日
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手の中に 映る景色は 真実も 背に鎮座する 現実世界
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党の罪 わが事として 引き受ける 古きよき世は 汚泥のように
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里芋のりっぱな葉っぱいただいて 傘ですたぬきはこれが好きです
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