味の素ふる指先のひかる粒赤いキャップはお玉の横に
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焦点の揺れる駅舎に目をそらし騙し絵のように君と知らずに
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「見なければ無かったことになる」 あほか。んなわけあるか。脳湧いとんか。
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笑みながら刺す薔薇や知る女々しくもなれぬ女のさだめてふもの
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返信は文字で欲しいな スタンプはあなたの声が聞こえないから
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公園に江戸の足音聞こえそう ここは土佐藩下屋敷跡
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成立って いてもなくても かまへんわ おばさま方の くっちゃべ祭り  
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気配だけ消して俯く透明な 私越しに見ろ歪な校舎
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人間であった私が人間で なくなったあの日私を返せ
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日陰から出られなくなった吾を指して 嘲笑う光の使者たちは群れる
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漬け丼を半分食って茶を入れる鮪の赤身白む窓際
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鉄橋を壊すついでにひとが死ぬ石器時代にもどす野蛮に
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晴天の風に吹かれるひとひらの花びら淡い雲の舞う空
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雨上がり ひときわ映ゆる 花の色 清らかさとは 後に気づきぬ
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音楽は目に映らない出目金は止まることなく浮かび続ける/折句・おめでとう
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風を切り よぎりぬ車 降り積もる花弁はなびらを巻き上げ 花飛沫
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吉牛の椅子に深ーく腰掛けて、夜勤明けの脚軽くさすってる。
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読んでいる二つの本に退職の警官がいてシンクロニシティ
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行き先を知らずに乗った列車なら記憶に絶えたあなたが廃墟に
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あえていま桜をみるか迷うソロ さぁ出かけるか靴が微笑む
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春の陽に気持ちよさげな野の仏桃の花びらおでこに二つ
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新緑の朝のひかりにく様は春をよろこぶ飛びゆく小鳥
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降る雨に春の炎の鎮まりて集いのはなしずかに立てり
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何であれ通院てのは疲れるねぇ夕餉の支度出足遅れる
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来た道を戻ったとこで帰れない こちらにもなく あちらにもない
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西行の歌をそらんじ老夫婦 桜尚舞う羨む我に
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生命の息吹 緑をほころばす わたしはそのはなも好きです
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一昨日より一分多く話せたし、天気も良いし、今日は良い日だ。
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春浅しサイドガラスで風に耐え羽を震わす蜂ひとつおり
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空青くはなみたり三日ぶりに街が目覚めたような朝
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