ほろ酔いの独りの夜半は吾のたまが心のままにで遊ぶとき
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我々は見ているのかもしれないな ジミンの終わりの始まりのとき
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噛み締める仕事の苦悩目に出さず二人三脚してくれる様
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死にたいと思っているのに歯磨きも二日酔いも嫌になる夜
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繋いだ手 絡める指の 愛らしさ もう少しだけ そのままでいて
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砂糖菓子みたいな世界夢でもし見れているなら新陳代謝
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遠雷の大層な名がこの恋を手の届かないものにしていて
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在職時 夜の空見て帰る時 曜日を何度も確認する癖
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公園のビューティーコンは百日紅 夏の舞台で空に燃え立つ
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もう少し 寝かせてほしい あとでねと 言っても猫は わかりゃしません
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高速道を気持ちよく飛ばすタクシーの風切り音が眠りをさそふ
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大暑来て 暑中見舞いが届く頃 値上げの波は夏の便りにも 
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午前3時 東の空に煌々と輝く赤い星を眺めて/明けの明星
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自販機にポカリスエット買いに出た午前3時の風の涼しさ
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夏本番 蝉のいのちは消えてゆく あの子のことば 消えないぼくは
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午前一時 水道の水がほぼお湯で ちょっとまってよ どんだけやねん>予想最高気温、39℃予報‥
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チビ猫が 月を眺むる 風流なり ねこ母 なにかとバタバタしてて
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こじ付けでいいから私を祟ってよ 四、七代は付き合えるもの
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チャミスルで 酔った勢いに任せて 「まだ好き?」なんて聞かなきゃよかった
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ビデオ越し いろんな駅のホームから 手を振る君を消せないでいる
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ゲーセンで 君と戻った夢を見た このまま死ねば永遠だった
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あんなにも 一番近くにいた君の まつ毛の長さ思い出せない
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君のこと 私は忘れて生きるけど 私のことは忘れないでね
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もう知らない そう呟いてふて寝した あの夜ですら今は愛しい
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白旗をあげたからもう今日のよき日に寝っ転がってなんにもしない
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いつの間に 頼もしい父 年取って こんなに白髪 多かったっけ、
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緋牡丹の花は綺麗ね 人間と違って澱んだ色がないから
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バス停の経路変更お知らせで花火大会近きを感ずる
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テキーラのあとに喰むオレンジのこうあなたとの夏思い出させる
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君がタメ だったらいいのに歳の差は何年経っても埋まらないまま
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