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降る雨に春の炎の鎮まりて集いの
桜
(
はな
)
の
閑
(
しず
)
かに立てり
17
何であれ通院てのは疲れるねぇ夕餉の支度出足遅れる
25
来た道を戻ったとこで帰れない こちらにもなく あちらにもない
7
西行の歌を
諳
(
そら
)
んじ老夫婦 桜尚舞う羨む我に
15
生命の息吹 緑をほころばす わたしはその
桜
(
はな
)
も好きです
7
一昨日より一分多く話せたし、天気も良いし、今日は良い日だ。
5
春浅しサイドガラスで風に耐え羽を震わす蜂ひとつおり
17
空青く
桜
(
はな
)
も
笑
(
え
)
みたり三日ぶりに街が目覚めたような朝
8
にぎわいの桜の並木何事もなかったような卯月の若葉
34
通院の日にテレワークは有難し ねこのおひるをやる人がいる
25
遠き日に 思いを馳せて 枯れすすき 秋風立ちて 葦の葉戦ぎ 川の音ね消入り 秋の夕暮れ
4
ファンヒーター
(
ストーブ
)
が鳴いているので母さんの世話朝仕事3時間経ち
14
故もなく焦燥の闇這い寄りて歳経るごとに我食み砕かれ
10
薔薇みたい野生のキャベツ僕の色ロマンチックは遠くの畑
5
甘さ沁みる 祖母の言葉と シルベーヌ 祖父の背中に 道標得る
6
叶わぬと知りつつ祈る掌はただあたたかき血潮の流れ
8
うつむいて浮き世の泥に埋まるとき生まれたことの虚ろに問うて
8
姑の植え残したる椿の木赤と緑が春の陽はじく
25
立ち寄り湯人のまばらな薬湯に知らぬ媼と桜を語る
30
桜舞い欅は芽吹くさわさわと御宮をわたる風の依代
16
団塊の端にも春はひかり満つ 妻と
訪
(
おとな
)
うたまゆらの
桜
(
はな
)
17
昔日
(
せきじつ
)
の 幾多の苦悩消えていく 我気遣う息子 母でよかった
22
なんだかね自分の息をかいでるようでむかしの
短歌
(
うた
)
はちょっと照れます
24
遠くから愛でるだけもう散っちゃった桜にきみに触れたかったな
22
唯
(
ただ
)
ひとり抱き締めたくて君のこと たぶん恋ってこんな感じだ
20
花の
枝
(
え
)
を振り散らすよな北風に コート無しの身固く縮まり
21
気が付けば真円となる月ありて
月読
(
アルテミス
)
の船今一廻り
24
月明かり部屋の中まで差し込んで今夜は春を纏って寝よう
29
帽子かぶりベンチコート着てマスクして杉林下のゴミ収集場へ
12
ただいまと扉ひらくとおひなさま おかえりなさいと母のまなざし
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