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オイルとは地球に流れる血液だ人はドラキュラ生き血を啜り
17
星はみな消えてしまうと知りながらそれでもオリオンになると母は
5
「すげー好きなんです!マジで!ヤバいんです!」全部飲み込み、会釈を交わす。
3
尋
(
たづ
)
ねきて胸に芽吹きし
一枝
(
ひとえだ
)
を 春の
夕焼
(
ゆふや
)
け そっと染めゆく
10
想い出は儚く散りぬ花吹雪 青葉が照らす反対車線
11
ご貴殿を パスタ担当 大臣に 任命します 任期無期限
7
差し出すを躊躇われるはボロボロの エコバッグ見て「お入れしますか?」
6
言の葉は霞の向かふに隠るとも 同じ
夕映
(
ゆふばえ
)
心に留めむ
10
薄れてく 君との記憶 あの春の 朝の片隅 ずれゆくばかり
5
春月夜 香こぼれる 枝垂れ梅 酒酌み交わし 花の宴
12
ドンドコドン 父の部屋からビートが漏れる 絶対寝落ちだ 彼は白寿
6
バッグ抱えデイの窓辺貼り付く義母に くるり背を向け気づかぬ振りを
20
「そのままでいいと思うよ」そうやって僕じゃないほう選ぶんですね
14
セピア色の異人館での思い出は「写ルンです」のフィルムの中に
12
今世では私じゃ届かぬ幸せをあなたが掴みとること祈って
7
今はただ詠めぬ想ひを胸に問ひ 言の葉
尋
(
たづ
)
ぬ春の夕焼け
8
甘きもの心欲するままに食み翌朝の面凹面鏡か
9
店先に早も飛び交ふつばくらめ
去年
(
こぞ
)
のお宿の手入れ
忙
(
せわ
)
しや
30
白鷺は 羽だけ持ちて 生き抜きぬ 軽やかなるや 空を優雅に
29
新生活 心と
身体
(
からだ
)
が 揺れる時 どうか
労
(
いたわ
)
り 過ぎて下さい
20
公園のニ樹の桜は咲きほこり毎日花見心潤う/二階の窓から見える
30
淡い地に野の花そよぐ紋様の羽織ながれる春のそよ風
10
1Kの狭い部屋には収まらぬ強い物欲われを支配す
30
欲しいもの挙げ連ねたら切りがなし 人の欲とはおそろしきかな
28
ゆっくりを瞬きをして慰めてくれるか照明店の黒猫
22
天国は高取にあり
桜雲
(
おううん
)
の 荘厳美麗は壷阪寺
5
腕に巻いたねじねじにつかまりし真珠で、揃いのゆびわを作ろ
3
マスク取り 表情見える ようにして 口が臭いと ダメ出しされた
3
昨年の メロンの種を 蒔いたなら 出るは出るはの 可愛い双葉
5
ヨーグルト 食べたら捨てず 空き容器 土を入れたら 育苗ポット
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